2015年04月30日

さくら道2015完走記

☆さくら道ネイチャーラン2015  記録 26時間27分 2着

初めてさくら道を走ってから10年になり、今回で11回目の参加になりますが、ちょうど1週間前の4月11日に女の子が生まれました。名前は「さくら」。7年前にこの大会で出会った相方とずっと決めていました。ゴールの兼六園にある佐藤桜でプロポーズしたのは6年前の4月19日。今年と同じ曜日の巡りでした。
今年はもちろん1人だけの参加。相方や子供も応援には来られないので、4人分の想いを込めて、何としても走り切ろうと思いました。でも今回は、昨年末からの疲労骨折が治った2月からようやく走り始め、土日は子供と遊んでいて走っていないので、脚はこれまでで一番できていない状態でした。どれだけ走れるか分からず不安でしたが、気持ちだけは強く持っていました。

・名古屋城〜美並(67q、CP1)
スタートは第1組から18分遅れの最終組。天気は良いけど、朝はピリッと寒いくらいでした。でも昼間は暑くなりそうです。
序盤の名古屋城から岐阜市街にかけては、信号が多くて何度も立ち止まります。年々信号待ちが多くなっている気がします。序盤は特に何も考えず、楽にのんびり走ります。岐阜を過ぎた35km辺りから信号に止められることがなくなってきて、ようやくリズムがつかめ出します。同じグループで走っていた同組スタートの人たちはいつもより遅いと言っていましたが、自分はいつもと同じくらいか少し遅いだけで、ちょうどいいくらいの感覚でした。40qで3時間30分くらい?

今回は走る力がない分、いままでより上手く走りたいと思っていました。その1つが補給の方法。血糖値の急な上下を減らして安定して走れるよう、甘いものを補給するのをやめてみました。すると、思った以上に補給する物がないことに気づきました。結局、飲み物は水かお茶だけで、食べ物は所々のエイドにだけあるチーズとおにぎりやいなり寿司、50qのエイドで毎年食べているそうめんを食べました。でも、全体としては食べ過ぎず走るのにはちょうどいいくらいで良かったと思います。

50qくらいから暑くなってきました。手袋とアームウォーマーは外しました。甘いものは食べない作戦ではありましたが、だんだん甘いものを飲んだり食べたりする気もしなくなってきました。走っている時にこんなにお茶がおいしいと思ったことは初めてです。
今までは美並の道の駅を過ぎてから12時に辺りに流れる音楽を聞いていた気がしますが、今年はその音楽は聞けず、12時15分くらいの到着になりました。去年はこの辺りから疲れて走るのが辛くなってきましたが、今年はとりあえず大丈夫。少し前に小さな虫が目に入って変な感じがするのが気になるくらいでした。

・美並〜白鳥(108q、CP2)
エイドに寄るたびに「今年は奥さんは?」とよく聞かれるので、さくらが生まれた話等を色んな所でしました。みんなに「おめでとう」と言ってもらえてうれしかったです。
50q過ぎくらいからは単独走になっていて、前はあと4人くらいですが、差はあまり変わっていかない様でした。みんな同じくらいのペースで走っているようなので、こっちのペースを乱されないように気にせずマイペースで行こうと改めて思いました。ペースは、エイド休憩を含めて1q5分くらいになりました。

毎年90q前後で一旦歩き始めてしまうのですが、今年はまだ余裕がありました。ゆっくり走り始めたからでしょうが、全体としては8時間のうち10〜20分遅いくらいだけなのでいい感じでした。そして94qのエイドでは、着くときに先頭ランナーが出るところでした。一気に追いつきたくなりましたが、自分が少し辛くなってきたので、慌てず前に見える程度の差を保ちました。次の100q過ぎのエイドでようやく追いついて少し話ができました。でも疲労感が強くなり、先に出て行ったのを追いかける気力が起こりませんでした。歩きを交えながら数q先の白鳥駅前のチェックポイントを目指しました。

・白鳥〜荘川桜(143q、CP3)
CP2に着いた時には、もう先頭ランナーは見えませんでした。ここでは着替え等もあると思ったので、こんなに早く出発していたのは驚きでした。自分は厚めの長袖シャツとジャージと手袋を身に着け、防寒第1弾です。まだ16時で少し暑い気はしましたが、ここから標高が高くなって一気に冷えてくるかもしれません。エイドを出るときには、後ろのランナーが数人やってきていました。
ここから蛭ヶ野の分水嶺までの上りは、いつものように歩いたり走ったりです。124qのエイドでは、預けていたジャージを重ねました。周りには雪が残っていて、空気がどんどん冷たくなってきました。前との差は30分くらいだと聞きました。思ったより離れていない。
坂の頂上、分水嶺までもう少しになってくると勾配が緩くなってきて走れるようになってきました。しかも、思ったよりちゃんと走れる。蛭ヶ野高原頂上のエイドで少しおでんを頂きました。昼過ぎからお腹が気持ち悪くてあまり食べられる物がありませんでしたが、おでんなら食べる気になりました。相変わらず甘いものは受け付けません。前との差は25分でした。ここで着替えたのでしょうか。
いよいよ得意の下りです。飛ばしたくなるけど、飛ばしすぎないよう気を付けて前を追ってみます。ところが、次のエイドでもその次でも差はほとんど変わっていませんでした。何だか、3年前と同じような展開になってきたと思い始めました。相手も同じ、順番も同じ、タイム差も同じくらい、ここで差が縮まらないのも同じ…。あの時は白川郷で追いついて逆転しました。今回もその再現を、と気持ちが乗ってきました。
荘川桜でも差は変わらず25分。ここに最後の防寒着を預けていましたが、周りにはこの10年で1番と思えるほどの雪が残っていましたが、気温は5℃までしか下がっておらず、この先これ以上寒くならないと思い、ウインドブレーカーを着るのはやめることにしました。着替えの時間ももったいないし。

・荘川桜〜白川郷(168q、CP4)
3年前はここからの下りで一気に追いついたので、ここが勝負だと思いました。御母衣ダムのJパワーまでの下りを飛ばしました。でも前との差は20分。思ったほど縮まりません。次の平瀬温泉でも20分差。ペースを上げたので体が疲れてきて、さらに差が縮まらないので気持ちも疲れてきました。これ以上追いかける気力がなくなってきて、歩きが入り始めました。再現はならなかったか…。脚はまだ行けそうでしたが、心肺や体幹が付いてこない感じでした。今年は準備不足で、これだけの負荷に耐えられる体ができていなかったのかもしれません。
荻町入口のエイドでは座り込んでしまい、またエイドの人たちと話していると楽しくなってきて、ますます腰が上がりませんでした。もう前を追うのはあきらめ、目標を完走に切り替えて少しずつ前へ進むことにしました。

・白川郷〜大鋸屋(212q、CP5)
エイドで座り込む時間が増えてきました。走り出しても、少し急な上りになると歩くようになってきました。かんなかべのエイドでは、エイドの人のご厚意に甘えて横になってマッサージをしてもらいましたが、気持ち良くてしばらく起き上がれなくなりました。何か飲み食いしようとしても、気持ち悪くなりそうで受け付けなかったのですが、198qの五箇山タクシーのエイドでは今年も温泉卵乗せカレーを頂きました。これだけは食べられました。去年は3杯食べてお腹パンパンになったので、今年は1杯でやめておきました。
一番の急勾配である五箇山の上りは、今年も歩きました。今年は完全に歩きました。今年は新月だったので星がきれいでした。流れ星もいくつか見えました。頂上まで歩いても全然食欲がわかず、下りは何とか走って行きました。
大鋸屋のエイドでは、今年もたこ焼きを始め色々な食べ物を用意してくれていましたが、残念ながら何も食べられませんでした。

・大鋸屋〜兼六園(250q、ゴール)
城端から福光にかけて、夜が明けて明るくなってきました。もう余裕はなくて走ったり歩いたりを繰り返すだけです。少しでも走る時間を長くしようと頑張りますが、苦しいです。脚よりも呼吸の方が辛いです。全体としては、ぎりぎりキロ6分で収まっているかどうかでしょうか。福光のエイドで座っていると、見たことのあるスポーツカーが止まりました。今年も福光のパパさんママさんにお会いできました。まだ朝5時と早いのに、嬉しかったです。
福光から金沢市に入るまでの上り下りも、歩いたり走ったりで何とか前へ進みます。10時頃から雨が降るかもしれないと聞いたし、ゴール後のお風呂も10時までに入れないと13時まで待たされてしまうので、9時半頃にはゴールしたいと思い始めました。
残り7.2qの最後のエイドに到着したのは8時ちょっと前。突き当りを左折すれば、森本駅前から後は真っ直ぐ7qです。9時前にはゴールしようと頑張りました。高架の上には北陸新幹線が走っていくのが見えました。電車や踏切大好きなかっちゃんのおかげで、今年は景色がこれまでとは少し違って見えました。あの新幹線やカンカン鳴っている踏切もかっちゃんに見せてあげたい。
そして何とか9時前に、兼六園下の交差点に到着しました。ここまで来れば大丈夫。上りはゆっくり歩き、最後の直線は頑張って走りました。まだ朝早いのに、やはり今年は観光客が多いのでしょう。バスも何台もいました。そしてようやく、佐藤桜にタッチしてゴール。新しい家族が増えたことを報告しました。また、6年前ここで相方にプロポーズしたことを今年も思い出しました。今年は6年前と同じ4月19日でもあったようです。さくら道が結んでくれた私たちのところに、今年はさくらがやってきてくれました。
ゴールには、先頭でゴールした安孫子さんもいてくれました。握手して少しお話しました。今年は3年前の再現とはいきませんでした。さすがです。そしてお風呂に連れて行ってもらい、汗を流してゆっくりしましたが、今年はいつもよりもきつくて、お風呂で気持ち悪くなってしまいました。そしてしばらく横になって寝ました。

今年は、2月まで疲労骨折で走れず、直前には子供が生まれたこともあり、これまでで一番準備ができていませんでした。それでも何とか完走することができ、結果もそれほど悪くなく、満足のいく走りができました。まだまだこれからも何度も走りますし、何年後かには相方とも走りたいと思います。
posted by まつたけ at 22:15| 東京 ☁| Comment(2) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月25日

さくら道完走記

☆さくら道ネイチャーラン2014  記録 27時間47分

今年で10回目の参加ですが、今回は相方が出産後初めて3年ぶりに走りました。子供がいることが分かってから、今年のこの場所での復帰を2人の目標にしていました。
ところが、始めに思っていたより準備はとても大変で、練習時間が取れないばかりでなく、体も気持ちも休める時間がなくて思い通りに行きませんでした。しかも、1週間前には子供が熱を出し、咳も治まらなくて2人とも夜も寝られませんでした。おまけに直前で相方も熱を出し、僕も喉がやられてきていました。それでも何とか、2人とも走れる状態でこのさくら道のスタートを迎えることができました。

元々は、子供も連れて行って母に見てもらっている予定でしたが、体調が良くないので実家で預かってもらうことにしました。おかげで移動は2人だけで久しぶりの感覚でした。前日は、開会式で今年も選手代表でスピーチさせて頂き、また知り合いと久しぶりに話をしたりとあっという間に過ぎて行きました。

・スタート〜美並(CP1、約67km)
僕のスタートは最終組の6:18。他のランナーと話をしているとあっという間にその時が近づき、1組前の相方のスタートを見送った後、僕らのスタートとなりました。天気は晴れ。寒さは感じませんが、半そで短パンにアームウォーマーと薄い手袋で走り出しました。
名古屋市街から30km先の岐阜くらいまでは信号が多いので、焦らずゆっくり行きます。でも感覚は例年より軽くて良い感じ。始めは少し話もしながら楽に走ります。
そして、15kmくらい行ったところで相方に追いつきました。エイドが近いと思ったので、そこまでしばらく話をしながら一緒に走りました。とてもいい気持ちで楽しかったですね。信号待ちもあったりで、思った以上のあいだ一緒に走りましたが、そこからいよいよマイペースです。
岐阜を過ぎるころには流れが落ち着いてきました。3人のグループになりました。徐々に暖かくなってきたので、アームウォーマーをまくったりして調整します。今日は暑くなるかな。

今回は補給の仕方を少し変えてみようと思いました。いつもは甘い物を中心に摂るからか、途中から気持ち悪くなってくるので、序盤は塩味系の梅干しやおにぎりを食べて、飲み物も水中心で補給しました。
関の50kmのエイドではいつも覚えてくれていて、毎年頂いているそうめんを今年も頂きました。まだ楽に気持ちよく走れています。この後、道の駅でトイレに寄ったりしたのでグループから離れて一人旅になりました。ペースや順番は良く分かっていなかったのですが、前に5人くらいいるようです。この時点で先頭だったこともあるので、周りが速いのか自分が遅いのかと思い始めていました。
そしてもうすぐCP(チェックポイント)1である67kmの道の駅美並。いつもここを過ぎた頃に12時の時報の音楽が流れるのを聞くのですが、今年は到着前に聞こえてきました。あれ?いつもより遅い?スタートが去年までより3分以上遅いとはいっても、いつもより10分以上遅いようです。確かに楽に走ってきましたが、実際遅かったので楽だったのかもしれません。そう気付いた後、なぜか突然脚が重く感じられてきました。なんでこんなに遅いのにこんなに疲れているんだ?少し向かい風が強めなのは気になっていましたが、そのせいなのか?

・美並〜白鳥(CP2、約107km)
道の駅のエイドを出た後、たまらず歩きだしてしまいました。これまでで一番早いです。無理すれば走れないこともないけど、まだまだ先は長いので、ここで一旦休んで脚が回復するのを待つことにします。
しばらく歩いたり走ったりを繰り返していると、何だかボーっとし始めてきました。まずい。低血糖かエネルギー不足みたい。甘い物を摂らずにきたので燃料不足かと思い、甘い物を解禁することにしました。次のエイドであわててしっかり補給しようと思いましたが、次はSエイドであまり種類がありません。仕方ないので、とりあえずヨーグルトと果物を食べ、その次のエイドでようやくしっかり食べ物飲み物を補給しました。
しっかり食べたからか、しっかり歩いたからか、75kmくらいからはようやく走りだせるようになりました。でも、無理はしないで温存しながらゆっくり進むことにします。いつもはこの先から疲れ始めてきますが、今年は走れているので、ここでいつもとの遅れは取り戻せるかと思いました。
90kmを過ぎた頃、日が陰って風が冷たく感じられてきました。ここまでは暑くなっていたので手袋とアームウォーマーを外していましたが、この先で再び付けました。手袋は捨てても良い物を持っていたのですが、念のためポケットに入れて持っていてよかったです。
100kmの通過は8時間40分くらいでいつもとあまり変わらず、しかも一応走れているので、結果的にはそれほど悪くありません。CP2の白鳥駅前には16時前に着き、いつもは1人でいることが多い場所ですが、今年は3人ほどのランナーに会いました。また、いつもはいろいろ食べたり飲んだりして長居をするのですが、今年は多少余裕があるのでぱっと着替えて出発しました。長袖とロングタイツを着て、ウエストポーチをライトなどの夜間装備を入れたものに取り替えました。出発は3番手でした。

・白鳥〜荘川桜(CP3、143km)
ここからひるが野まで上り始め、また民家も減って寂しくなり寒くもなってきます。今年はいつもよりは走れているものの、やはり勾配のきつい部分では歩いてしまいます。まず道の駅白鳥のエイド。椅子に座ると、やはり隣のテントの焼き肉を勧めてくれましたが、ちょっと重そうなので迷ってパス。でもいい匂いなので、テーブルの上にあった「牛焼き肉マヨネーズ」のおにぎりを頂いてしまいました。
そして歩いたり走ったり。次のエイドに着くと、鍵さんが休んでいました。もっと先に行っていると思ったので、びっくりしました。疲れているようですが、よく喋ります。低血糖だとか。確か数年前にもこの場所で会った気がします。しかも同じ場所で同じことを言っていたような…。
そして鍵さんより先にエイドを出ますが、さらに勾配がきつくなるので今年も歩きます。ただ、少し勾配が緩やかになるところでは少しずつ走れています。いつもよりは良いかな。それでも途中で鍵さんに追いつかれ、2人で歩いている所では日置さんに抜かれました。その先のエイドでは3人揃いました。ここで防寒着を薄いものからジャージに替えました。出発のタイミングは日置さんと一緒でした。去年も同じタイミングだったし、一昨年も近くで抜かれています。時間帯は違うのに、何で同じような展開になるのでしょうか。
次のエイドは分水嶺。上りはあと4kmほどです。でも、「歩いて行きますから」と日置さんに言って出発。いつものように歩くつもりでしたが、意外と走れます。結局、日置さんを置いて分水嶺まで走り切ってしまいました。現在2番手。さぁ、そしてここから得意の下り坂。どこまで前との差を詰められるか。
エイドでは今年もおでんの卵だけ頂き、前との差を教えてもらって出発です。25分差だそうです。いつもここから復活するので、今年もそれを期待して走ります。まずまずいい感じで下れます。途中で日が暮れてきたのでライトを点けます。7km先の牧戸のエイドで前との差を聞くと、やはり25分で変わらないらしい。しかも元気だったとのこと。結構飛ばした気がするのに…。仕方ない。もう少し頑張ろう。そして次は荘川桜。20時前の到着で、辺りは真っ暗です。今年も荘川桜はライトアップされず、ひっそり立っていました。

・荘川桜〜白川郷(CP4、172km)
荘川桜のエイドでウインドブレーカーを重ね着していると、鍵さんがやってきました。結構飛ばしたはずなのに、すぐに来たのでびっくりしました。同じように飛ばしてきたようです。それでも前との差は変わらないか、少し開いたみたいです。がっかりして、どっと疲れが出てきてしまいました。鍵さんが出発しても一緒に立ち上がれず、もう少し休んでから出発しました。でも走れず、歩いてしまいました。
ここからの区間も下り基調ですが、走ったり歩いたりになってしまいます。前を追うのは諦め始めました。また復活するまで我慢するしかない。エイドで座って休む時間が長くなってきました。
今年は道路にある気温表示が1〜4℃くらいにしかならず、それほど寒くは感じませんでした。しかも、荘川桜を過ぎた頃からは風も感じなくなり、走りやすいはずでした。でも走ったり歩いたり。そんな調子で、何とか白川郷の道の駅に到着しました。何と三たび鍵さんがいてびっくりしました。やはり僕と同じで、さっき飛ばしたせいか疲れてしまったみたいでした。
しばらく話していると、日置さんがやってきました。元気そうで、復活したみたいでした。2人を見送った後、何とか僕も重い腰を上げて出発しました。

・白川郷〜大鋸屋(CP5、212km)
ここからは時々上りが現れ始めます。まず長いトンネルのだらだら上り。走れないこともない気がしますが、気持ちが入らず歩いてしまいます。最後の方からようやく走れるようになり、ここからはきつい上りは歩き、それ以外は走ったり歩いたりのリズムができていきました。198kmの五箇山タクシーに到着したときには6番手まで落ちていました。
ようやくたどり着いたこのエイド。ここから山登りが始まりますが、その前に腹ごしらえ。毎年ここでの温泉卵のせカレーを楽しみにしています。今も幸い食欲はある。ガレージ内に入るとカレーのいい匂いがしました。やっぱり今年もありますよね。あっという間に一皿食べてしまいましたが、結局2回おかわりしてしまいました。まだ食べられそうだったけど、前にここで食べすぎてお腹が張って走りにくくなったことがあるので、この辺りにしておきました。それでもやっぱりその先は、お腹が重くて走れませんでした…。
さぁ、いよいよ五箇山越えです。このきつい上りは今まで走れたことがないので、今年も完全に歩くつもりでした。ただ、いつもより眠くて辛い上り坂でした。何度もうとうとして、ふらふらしたり立ち止まったり。ちゃんと歩けばてっぺんまで1時間かからないはずなのに、1時間半近くかかってしまいました。てっぺんのトンネル手前のnakayoshiさんのエイドはありがたかったです。ここに来るのを楽しみにしていましたが、情けない姿になってしまいました。頂いたスイカやブドウはおいしかったですが、貴重なものを食べ過ぎてしまったでしょうか…。また、夜になってから咳がひどくて声が出なくなってきていましたが、さらに顔が白いと言われ、熱があるとも言われてしまいました。それは温かいタオルを当てた直後だったからでは…。つっこむ気は起きませんでした。
そして長いトンネル。始めは緩い上りですが、ここまでずっと歩いてきたので、少しは走ろうかという気が起きてきました。すると意外と走れる。ゆっくりですが、ここからは基本的に走り続けられるようになりました。トンネルを出た所では、さくら道がきっかけで知り合った福光のご夫婦がお会いできました。まだ朝4時頃なのに、わざわざ来てくれてうれしかったです。
トンネルを抜けて一気に下っている間に夜が明けました。いつもほどではないけど、少なくとも雪が積もり始めていた去年よりはちゃんと走って下りられました。そして下り切ったら大鋸屋のエイド。今年はさらに充実しているとのことで楽しみにしていました。

・大鋸屋〜兼六園(250km)
大会前日、実行委員の大森さんが、今年は保温の出来るプレートを買ったから、温かい物を作って置いておけると嬉しそうに言っていました。何があるかとフタを開けると、いつものたこ焼きに加え、焼きおにぎりや焼きそば、パスタやうどんなどがありました。美味しそうだったので色々頂きました。朝5時過ぎになって明るくなってきたので、ウインドブレーカーやライトなどを預けました。
城端、福光と今年は明るい時間での通過になったので、城端の町並みは初めて見ました。
今年は甘い物をあまり食べずにきていましたが、福光のエイドにあった栗どら焼きが美味しそうだったので頂きました。やっぱりおいしい。そして、僕はあんこ好きだと再認識しました。横にあった餡だんごも頂きました。元気になった気がします。
ここから再び町を離れて細かなアップダウンの道になります。上りも走ったり歩いたりで、まずまずリズムが戻ってきましたが、さすがに県境にあるきつい上りは歩きました。もう7時過ぎで明るいのに、うとうとしてきました。かなり疲れてもいるんでしょう。あと20kmないのでもうひと踏ん張りです。
金沢市内に入り、残り10kmくらいになってくると、走るリズムが良くなってきました。でもきっとこれは最後の力を振り絞っているからでしょう。残り7kmの最後のエイドでは、今年もスイカを頂きました。いつもここのスイカはおいしいです。
その先を左に曲がると後は真っ直ぐ。キロ6分で走れれば28時間は切れそうです。もう記録は気にならないですが、一応27時間台を目標にして最後の力を振り絞ることにしました。しばらくちゃんと走れていましたが、兼六園まであと3kmの看板が見えた頃から疲れてきました。(絶対3km以上あると毎年思います) いよいよ本当に最後の力を振り絞り走りました。意外な人に会ったりしながら、ようやく兼六園下の交差点に到着。何とか今年もここにたどり着きました。
兼六園内の最後の直線を何とかはしり、佐藤桜に到着です。予定より少し遅れましたが、10時過ぎに27時間47分でのゴールとなりました。

その後、相方の到着を待ちました。周りの人に経過を調べてもらい、一旦ホテルに行って着替えた後、再びゴール地点で待っていました。途中、お土産を買いに歩いたりしていたせいか、とても疲れて椅子に座ってうとうとしていました。そして14時過ぎ、相方の到着が近くなったので、交差点の所まで移動しました。まだかまだかと待ち遠しかったですが、走ってやって来る相方が見えました。嬉しくて涙が出ました。そして最後の直線は一緒に走り、何とか2人とも完走することができました。今回はそれが何よりもうれしく、それで満足です。
posted by まつたけ at 22:31| 東京 ☀| Comment(4) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月04日

びわ湖完走記

☆びわ湖毎日マラソン
2時間29分31秒  134位  (ハーフ1時間12分56秒・自己ベスト)
17'04-17'11-17'21-17'25-17'50-18'02-18'01-18'31-8'06

2時間30分以内の記録がないと出られず、しかも途中の関門がそのイーブンペースよりも早いというハイレベルな大会。2年前に初めて出た時は25km関門に間に合わず走り切らせてもらえませんでした。そこで、今回の目標はとりあえず完走です。
完走するために大きなハードルとなるのは15km関門。15km52分は1km3分28秒ペースです。自分の理想としては1km3分30秒ペースで行きたかったのですが、それでは間に合わないので少し速めに入ることにします。レースプランとしては、
・15kmまでは5km17分15秒(キロ3分27秒)
・30kmまでは5km17分30秒
・その後は出来ればペースアップ。でもきっとペースダウンするだろうから粘る。
と考えていました。

今回は家族3人で行く予定でしたが、天気が良くなさそうなので1人で現地入り。当日は6時に起きて20分くらいジョグと体操をし、朝食後9時半ごろ競技場に到着しました。スタート前は、応援に来てくれた大学の後輩と話をしながらのんびりし、11時過ぎからアップをしに行きました。トラック数周と体操。軽くはないけど良いリズムで走れていました。天気は徐々に良くなってきて寒くはなくなってきたので、アームウォーマーも手袋もしないことにしました。

そして12時30分にスタート。トラック1周半はインコースに押し込められました。でも全体のペースがとても速いので、流れに乗れれば十分なので焦りません。1周78秒。ちょっと速いくらいですがきつくはなくて、良い感じです。そのまま競技場の外へ。
1km通過が3分25秒。良いリズムに乗れてホッとしました。周りを見ると、今年はまだ後ろにもランナーがいました。あわてずこのリズムに乗って行こうと思いました。北→東→南と方向を変えて2km過ぎ、湖岸道路に出て位置取りが落ち着いてきました。リズムは良いけど、流れに乗って集団から飛び出ないように気を付けます。5km通過は17分4秒。予定より少し速いので少しペースを落としてもいいと思い、リラックスしようと心がけました。
湖が狭まり、湖岸から川沿いのように景色が変わってくると、集団が少しずつばらけ始めていました。ここからは周りを気にせず自分のリズムで走ることにしました。そして10km通過。この5kmは17分11秒。ほぼ予定通りだけど、これで15秒の余裕ができました。なので、ここから1km3分30秒ペースで行くことにしました。
この先、沿道の人は減り、細かなアップダウンもあって少し走りにくくなってきました。また、少し脚にき始めたのか、ペースアップはできない気がするようになってきました。そして13km付近の平津峠。たった7mの高低差だけど、このスピードにはこたえます。あまり余裕がありません。そして15km手前で東側に川を渡り、湖へ向けて北上します。
15km直前で集団に追いつきました。この5kmは17分21秒。まずまずですが余裕がなくなってきたので、この集団に着いて力をためようと思いました。なのにスルスルっと集団の先頭へ。仕方ないので引っ張る形になりましたが、次の1kmは3分30秒かかっていました。自分がペースアップしてしまったのかとも思いましたが、そんなことはなくてみんながペースダウン。みんなとりあえず15km関門を目指していたんだと納得しました。
ここでも細かなアップダウンが気になり、余裕がないんだと再認識しました。このペースでどこまで行けるか。唐橋では沿道の人がたくさんいるし、2年前に相方が応援してくれていたことなどを思い出し、ちょっと良い気持ちで走れました。でもまたきつくなり始め、折り返してきた先頭集団とすれ違い、20km通過。この5kmは17分25秒で、ほぼ1km3分30秒ペース。余裕はありません。

そして中間点。1時間13分ちょうどくらいで、ハーフの自己ベストです。ここで折り返しますが、いよいよ脚にきました。ペースが落ちているのが分かりますが、息が上がらないくらいで何とかこらえます。2年前はここでは完全に失速して、閉鎖間違いなしの25km関門を目指していました。それよりは走れている。今回はあの時より先まで行くぞ、と気持ちはつないでいますが、最後まで走り切れる自信はありませんでした。
今回、小さな紙コップでの給水が上手く飲めず、ほとんどこぼして一口ずつしか飲めませんでした。そして後半は給水自体をあきらめていました。ただ、携帯していたはちみつスティックをこの辺りで補給しました。
しばらく粘っていると、ああこの景色。25km関門です。この5kmは17分50秒。今回はまだ先まで走れますが、この先どこまで落ち込まずに走れるかです。そして再び川を渡って西岸を北上します。西に向いて橋を渡ると、向かい風が強くなりました。北上しても向かい風。足音もぺたぺた鳴るようになってきて、ふくらはぎが張ってきました。いよいよ気持ちが折れそうになってきました。1km3分40秒かかり始めました。この先、関門は緩くなっていくものの、走り切れても2時間30分を越えたら走りに来た意味がないなぁと欲が出ていました。25kmからの3kmで11分10秒かかり、もうだめかと思った途端、脚が少し戻ってきました。そして再びペースアップ。リズムが良くなってきて、前のランナーを拾え始めました。
30km通過。この5kmは18分2秒。1km3分30秒を切って踏み止まりました。ただ、やはりその反動でまた脚にき始めました。気持ちが入り過ぎました。向かい風も強くなってきて、再びペースが落ちてきました。でも今度は気持ちが入ったままです。落ち着いて一人ずつ前を拾っていきます。
35km付近で、良いリズムで走っているように見えた3人組に追いつきました。この5kmは18分1秒。さらにきつくなってきたけど、このペースで行ければ2時間30分は切れそうなので、この集団に付いて行こうと思いました。なのに、この3人のペースが落ちている気がしました。仕方ないので前へ行きます。ますます向かい風がきついです。前へ進みません。
残り5km。2時間30分まであと18分40秒。1km4分まで落ちたら間に合いません。油断はできません。沿道には後輩もいて、応援が力になりました。ここまできたら、と必死です。残り3km。あと11分ちょっと。もう苦しい。どこまで持つか。しかも、40km地点で左折したらものすごい向かい風。気持ちが切れそうになりました。野球場の横を通って残り1km。あと4分ちょっとあると分かり、やっと少しホッとしました。競技場に入ったところで2時間27分ちょうど。あとトラック1周半くらいは福岡と同じくらいで、前に相方と「競技場に入ったときに2時間27分なら大丈夫」と話していたのを思い出しました。何とかなりそうだ。残り400mで2時間28分ちょうど。もうスパートの力は残っていませんでしたが、もう大丈夫だとホッとしました。自己ベストには再びあと少し届きませんでしたが、何とか2時間30分は切れました。久しぶりに普通に歩けませんでした。

今回、終盤の向かい風がきつかったこと、細かなアップダウンがきつく感じたこと、給水をほとんどできなかったこと等を考えると、この記録で踏みとどまれたことは自信になります。まだもう少し狙えそうな気がします。まだ年に負けず頑張ろうと思いました。
posted by まつたけ at 22:09| 東京 ☀| Comment(2) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月02日

2013サロマ100km

☆2013 サロマ100kmマラソン  7時間49分32秒
41'24-40'00-40'48-40'53- (42.195km 2h51'43") -40'25-42'11-51'24-60'46-58'42-52'59

今年は雲ひとつないようなとても良い天気で、真っ青な空や湖、海がとても綺麗でした。しかも空気は爽やかで気持ち良く、日差しが強いことを除けば走りやすいと感じました。
その日差し対策として、珍しく帽子をかぶりアームウォーマーまでしっ放しでしたが、これは上手くいきました。ただ、肝心の走力が・・・。完全に力不足でした。

序盤はゆっくりめで入り、5kmくらいから自然に想定ペースくらいに乗れました。今回はそれほど走れないと思っていましたが、それでも最低限このくらいではというペースです。せっかくここまで来たので、あまりゆっくり走るのはやはり嫌でした。
長時間走る準備ができていなかったとはいえ、前半のこのくらいのペースならば余裕があります。少し抑えながら走って行けました。でも、42.195kmを越えたあたりからペースが落ち始めたと感じました。なので、自然に少しペースを落としたつもりでした。ところが実際はペースが上がっていて…。感覚が狂っていましたね。
60kmの手前あたりで、どしんと足が重くなりました。苦しいとか足に力が入らないとかではなく、着地の衝撃が響きます。完全に走りこみ不足ですね。その後、完全にペースを落としてゆっくり走りましたが、70km手前から歩き始めてしまいました。ゴールまでは行くつもりでいましたが、このままでは何時間かかるか分かりません。残り全部歩くことも覚悟しました。
ところが、しばらく歩くと少しは走れるようになったので、いつもの様に走ったり歩いたりを繰り返すようにしました。おかげで何とか去年一昨年よりは早くゴールに着けそうになって来ました。残り5kmを切ってからは、せっかくなら8時間を切ろうと思って少し頑張りました。ゴールタイムは、相方が3年前に出したタイムより1秒遅れだったようです。

やはり、走っていないと走れません。当たり前のことですが。
まぁ、その割にはよく走れたと思います。今の力は出し切れたと思うので満足です。
そして、こんな時に一人でサロマに行かせてくれた家族に感謝です。ありがとう。
posted by まつたけ at 22:00| 東京 ☀| Comment(2) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月03日

福岡国際マラソン完走記

☆第66回福岡国際マラソン 2時間29分18秒 99位
(17'12-17'17-17'34-17'28-17'23-17'45-18'02-18'27-8'10)

1年ぶりにちゃんと走れたフルマラソンでした。今年は1月に事故で鎖骨と肋骨を骨折し、6月には転んで左膝の半月板を痛めました。まともに走れたのは3ヶ月くらいしかありませんでした。
また、9月に子供が生まれたこともあり、長い時間のランニングはできませんでした。でもこれからもそんな生活が続くだろうし、そんな中ではまずまずの準備ができました。
この半年で、10月の神宮外苑で12時間ほど走った以外は、2時間以上のランニングは2回だけ。キロ4分の40km走と30km走をやりました。あとは1時間以内の細切れで積み重ねました。月間走行距離は600kmちょっとで、数年前の3分の2くらいになりました。でも、その代わりスピードは付いてきた実感はありました。

今回の目標は、去年出した自己ベスト、2時間29分1秒の更新としました。設定は1km3分30秒ペースで、30kmまでを50%くらいの力で余裕を持って走るということにしました。後半に不安はありましたが、余力を残しておけば何とかなるかと思っていました。

今年は1人で福岡入り。前日は受付に行った以外は特に何もせず、当日スタート前も会場に早めに行ってのんびり待っていました。久しぶりに会う人たちとのお話は楽しかったです。
天気予報では雨が降るかもしれないとのことでしたが、ふたを開けてみれば雨は降らず、気温も数℃でそれほど寒くない上に風も弱く、走るにはいいコンディションだと思いました。
スタートは大濠公園から。例年なら今回の申告タイムだと競技場スタートですが、残念ながら僕の前の番号までで、大濠公園スタートの1番先頭でした。11時ごろからアップを始め、のんびりしているといつの間にか12時10分のスタートが迫っていました。

スタート直後、どんどん他のランナーに先に行かれますが、自分の感覚を信じてマイペースで走り出しました。少し抑え目だと思いましたが、公園を出てAグループと合流する競技場出口の手前にある1kmで時計を見ると3分20秒。思ったより速いです。これで余裕が持てました。少しペースを落として流れに乗ります。しばらくすると20人くらいのグループができました。1km3分30秒を少し切るくらいのペースになっていたので、この集団に乗って行くことにしました。始めは集団の後ろにいましたが、いつの間にか先頭を引っ張っていました。隣は黒人ランナー。きっとイーブンペースで行けるだろうと思い、ペースメーカーにさせてもらいました。20kmくらいまではほぼ同じ位置取りで進みました。

・5km 17分12秒
予定より10数秒速いです。でも、去年より余裕を持てているのでこれでいいことにします。風は気にならないので、集団の先頭の方が自分のペースで走れて走りやすいです。

・10km 34分29秒 (17分17秒)
キロ3分30秒ペースに落とそうと思いましたが、まだ少し速いです。余裕があるので問題はないと思いましたが、何度か足の裏に後ろのランナーの足が当たり、ペースを落としにくいとは思っていました。集団には10数人がいて給水が取りにくいと思いましたが、暑くはないのでそれほど欲しいとも思いませんでした。一応、全体で数回スポーツドリンクを摂っておきました。みんなで回し飲みする雰囲気は良かったですね。

・15km 52分03秒 (17分34秒)
前半のポイントの1つに16km付近の跨線橋があります。平坦なこのコースの1番のアップダウンです。2年前はここできつくなり始めました。でも今年は問題なくクリアできました。
ただ、17km付近から集団の中ほどまで下がり始めました。余裕を持ちながら進めようと思っていたからですが、時計を見ると少しペースが落ちていました。でも、この集団で進んでいきたいと思ったので、これ以上落ちていかないように気持ちを入れ直しました。
この大会はずっと沿道の応援がたくさんで気持ち良いのですが、18km付近の警固周辺は特に気持ち良いですね。

・20km 1時間09分31秒 (17分28秒)
少し集団がばらけはじめ、自分にも少し余裕がなくなってきました。何とかペースは保ち、集団も数人で再形成されました。ペースを落として余裕を保つか、ペースを保つか迷いましたが、集団の流れに乗って行くことにしました。ただ、無理して前に出ることはしないように気をつけようと思いました。
中間点の通過は1時間13分27秒。このまま行ければ2時間27分ですが、この余裕度では厳しそうです。自己ベスト更新を目標に気持ちを絞りました。
22km過ぎからの博多駅から真っ直ぐ延びる広い道路。いよいよ集団についていくのがつらくなってきました。ペースが上がったのかと思いましたが、自分のペースが落ちていました。でも、風はないので無理せず単独走のマイペースで行くことにしました。

・25km 1時間26分54秒 (17分23秒)
集団から離れましたが、意外と差は広がっていきませんでした。そして31km過ぎの折り返しまでの直線道路に入ります。しばらく行くと、さすがに集団との差が広がっていきました。ペースの落ち込みを抑えるのが精一杯ですが、まだ余裕は持っておかなければいけません。頑張るのか楽に走るのか迷いながらで、少し中だるみ気味でした。

・30km 1時間44分39秒 (17分45秒)
先頭集団とすれ違いました。テレビに映らないかと中央線に寄りました。一応後姿が映っていました。
後ろから来た集団に吸収されましたが、付いていくのもきついので置いていかれます。
31km過ぎに折り返しますが、すぐ後ろに20人くらいの大きな集団がいました。あれにも吸収されそうです。帰り道は少し追い風になるかと期待していましたが、思ったほどではなく、風は感じませんでした。あと残りは約10km。ここまできたらあとは気持ちです。気持ちだけは切らさないように心がけました。気持ちが切れなければまだ体は動くはず。

・35km 2時間02分41秒 (18分02秒)
まだ帰りの直線道路が続きます。必死でペースの落ち込みを抑えようとしましたが、キロ3分40秒くらいまで落ちていました。しかも、ここからもっと落ち込みそうな気がしました。ここまでは去年と同じくらいで来れていましたが、去年よりきついような気がしました。
残り5kmくらいで橋を渡り、博多に帰ってきた気がしました。どこまでこのペースで持ちこたえられるか。数10m前に同じくらいのペースで走るランナーが数人いたので、その背中を目標に走りました。

・40km 2時間21分08秒 (18分27秒)
残り2kmちょっとを8分台で走れば2時間30分は切れそう。それは何とかできそうなので何とかしたい。でも、8分切れば自己ベスト、というのはぎりぎりか。少し力は戻ってきた気がしましたが、最後の力を振り絞ります。給水する余裕はなく、足の裏がじんじんするし、ふくらはぎはぴくぴくいっています。
競技場前の上り坂は上りきれるか心配でしたが、何とか乗り越えました。競技場に入ると目に入るのが、ゴール地点にある電光計時板。2:27:12を示していました。トラック1周は何秒かかるんだっけ?頭が働きませんでした。もうラストスパートもできない状態で、全くペースは上げられませんでした。最後の直線に入ったところで自己ベストの時間になりました。少し間に合いませんでした。でも2時間30分は切ってゴールできました。まずまず満足です。

思った通り、後半はきつくてペースが落ちていきました。でも、時間としては去年とあまり変わっていなくて意外でした。こんなやり方でもまだまだいける。そんな手ごたえを感じられる大会になりました。時間をうまく使いながら、まだまだ頑張りたいと思います。
posted by まつたけ at 20:15| 東京 ☁| Comment(2) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月27日

2012サロマ完走記

☆第27回サロマ湖100kmウルトラマラソン  8時間28分48秒
39'59-38'38-39'12-42'22-45'03-58'03-50'21-72'11-60'41-62'18

今年は4月にさくら道の250kmを23時間57分で優勝し、そこからの回復具合も順調だったので、サロマでも自己ベストを狙いに行けると感じていました。今年は相方が出産を控えているので一人で行くことになるので少し寂しいですが、目指しているタイムがありました。
ところが2週間ちょっと前、走っているときに自転車を避けようとして転び、左膝を強打してしまいました。外傷や内出血は何とか収まったものの、半月板がずれていたようで、それからくる痛みが引きませんでした。前日になっても、走るどころか階段の上り下りも大変な状態でした。
でもせっかくここまで体を作ったし、せっかく行くことにしていたので、金曜日に痛み止めの注射を打ってもらい、痛み止めの飲み薬も飲んで走ることにしました。ただし、決して無理はしない。少しでもおかしいと思ったら途中でやめると決めて走ることにしました。

当日の朝、1時半に起きると外は肌寒く小雨混じりでした。天気予報は曇りで、10℃少々までしか上がらないとのことでした。半そで短パンにアームウォーマーをすればそれほど寒さは気にならないくらいでしたが、個人的には暖かい方が好きです。それと、今回は前日の受付会場で買った膝のサポーターをして走ることにしました。これがどれだけ助けになるか分かりませんが、少しでも膝を悪くしないように、初めて付けてみます。
4時前にスタート会場に着いた時にはすでに明るくなっていました。そして、20分前にスタート地点に行くと、見知った顔がたくさんいました。話をしているうちに、あっという間にスタートとなりました。膝よ、持ってくれ。

走り出しが一番怖いのです。恐る恐る走り出すと、思ったよりは痛みを感じません。飛び出した選手たちを追いかけます。最初の1kmは4分10秒。しばらくすれば1km4分の目標ペースになるだろうと思い、少し安心しました。その後、思ったほどはペースが上がりませんでしたが、5kmを20分30秒くらいで通過して、周りのペースや位置取りが落ち着いてきました。
一度スタート付近に戻ってきてから再スタートといった感じですが、少し前に8人くらいの集団ができていました。何人かは知り合いです。あの集団に付けて連れて行ってもらおうと思い、少しペースを上げて追いつきました。後ろで控えているつもりでしたが、つい前に出てしまいました。やっぱり、前が開いている方が走りやすいのです。
10km通過はほぼ40分。いいペースでしたが、ついついペースを上げてしまいそうです。何とか抑えようとしましたが、少し上がってしまいましたね。15kmを過ぎて竜宮台の折り返しに向かう途中、時々左膝に力が入らなくなる気がし始めました。これはまずいと思い、あわてて痛み止めをもう1錠飲みました。すぐに効くわけではないのに。先に折り返してきた人を数えると、僕らは4番目でした。折り返してから、いつもは知り合いを探して声をかけるのですが、今日はそんな気持ちの余裕はありませんでした。
20km通過。この10kmは39分を切るくらい。ちょっと速いです。集団の人数も4人に減っていました。膝が大丈夫ならまだ平気だと思いますが、このまま行くか、1km4分ペースに少し落とすか迷っていました。そのまま25km。少しずつ前と開き始めました。ペースを落ち着かせることにしました。そして、右に折れた先の軽い上り坂。最初の上り坂です。いや、普段は上りとは認識できないほどの小さな坂。かくん。左膝に力が入りません。急にスピードが落ちました。その先で何とか元に戻したものの、びっくりしました。
30km通過。まだ40分を切るペースです。でも前の3人との差は広がって行きます。後ろを見ると、誰も見えません。だんだん左膝に痛みが出てきました。特に地面に力を入れようとするときに痛みます。スピードを維持するのが辛くなってきました。
そして35km。ここから細かなアップダウンが時々続くようになります。その最初の上り坂。すかっ。力が入りません。上れません。困りました。笑うしかありません…。ダメだこりゃ。
走りも気持ちも一気に減速しました。上り切って平坦になっても、さっきほどのペースは出ていない気がしました。あきらめてひとまずトイレへ。出てきて再び走り出そうとした時、膝が痛くてかばいながらの走り出しになりました。これは厳しいですね。記録狙いはあきらめ、完走狙いに切り替えました。膝を悪くしないように。
かなりペースが落ちた気がしましたが、まだあまり後ろから来る人はいません。42.195kmの通過は2時間48分くらいだったでしょうか。少しずつ後ろから来る人に抜かれ始めます。確かに膝は痛いのですが、時々気にせず走れる時もありました。ゆるくてずれやすくなっている半月板が正しくはまったときなのかどうかはよく分かりませんが。そのおかげで全体的にはまだそこまでペースが落ち込んではいなかったようです。

上りでは膝に力が入らず、下りでは衝撃が響いて痛い…。でも、走れなくなるほどの激痛ではありませんでした。痛み止めのおかげでしょうか。激痛がしたら止められるのに…、止めるきっかけがありません。50kmを過ぎると、いよいよ歩くことが多くなってきました。60kmを過ぎた頃に、しばらくいい調子で走れた時間帯もありましたが、5kmくらいしか続きませんでした。左足をかばっているせいか、右足が疲れました。また疲れてきた頃、ちょうど知り合いが歩いているのが前に見えました。オランダやジブラルタルの世界大会でお世話になった実力者です。少し話しかけると、自然にゆっくり話しながら一緒に走るようになりました。お互い、話しながらだと少しは辛いのを忘れるからかもしれません。
70km手前。後ろを振り返ると、女子のトップが来るのが見えました。予想通りの知り合いでしたが、タイミングは予想以上に早くてびっくりしました。一緒に走ってきた知り合いと、70km地点までは逃げきろうということになって頑張りました。「あそこが我々のゴールだ!」 何とか70km地点までは逃げ切りましたが、やはりまたペースダウン。いよいよ追いつかれそうとなると、自然とペースアップ。そんなことを繰り返していましたが、ついに女子のトップに追いつかれました。話をしたりしながら、74kmの大きなエイドに先着。少し休んでいると、あっという間に抜いて行かれました。またまた気持ちが切れて行きました。ここからは2人で歩いて行きました。いろいろ話をしたし、笑いもしたし、楽しかったです。とても100km走っている途中だとは思えませんでした。ただ、長い。1kmおきの看板までが長いのです。
78kmを過ぎた頃、そろそろトップがワッカを出てくるんじゃないかという話になりました。このまま歩いていると会えないかもしれないと思い、さすがにそろそろ少し走ろうかと思いました。一緒に歩いてきた知り合いはワッカの入り口でリタイアすると言っていましたが、僕は最後まで行こうと思っていました。どうするか分かりませんが、そこのエイドを一人で先に出発しました。程なくすると、始め一緒に走っていた知り合いが帰ってきました。すごいスピード。聞くとトップだそうです。ハイタッチして「おめでとうございます」の声をかけました。会えてよかった。その後も、始め一緒に走っていた人たちと次々にすれ違いました。あのまま行けていたら…。
ワッカ原生花園に入ってからも、ペースは上げられません。時々歩き、どんどん抜かれ、それでも少しずつ進みます。どれだけ時間がかかってもいいので、行くと決めたから。
9kmほど行って折り返し。たくさん声もかけてもらいました。嬉しかったですね。走ったり歩いたりで、1km6分ペースくらいでは進めました。そしてようやくワッカを出てあと2km。後ろを振り返ると、入り口で置いていった知り合いが走って来ていました。付いていけないので背中を見送ります。
残り1km。あと7分で8時間30分。ここまできたら8時間半を切っておこうか。最後の力を振り絞ってゴールに向かいました。8時間28分少々。何とかゴールにたどり着きました。

走り終わり、すぐにサポーターをはずして膝を見ました。見た目にはおかしくありません。とりあえずホッとしました。体が疲れ切ったという感じはないけど、もう走る気はしない。ただ気持ちが疲れて抜けていったような変な感じでした。先にゴールした知り合いたちとしばらく話をし、何となく疲れたので早めに宿に帰りました。
今回の結果は思っていた通りで仕方ないものでしたが、こんな状態でもよく完走できたなと思います。今度は相方と一緒に来て、今度こそ目標目指して頑張りたいと思います。
posted by まつたけ at 22:10| 東京 ☀| Comment(3) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月25日

2012さくら道完走記

☆2012さくら道国際ネイチャーラン完走記
<結果> 23時間57分 1位  (250km)

・この1年は…
この1年はけがや故障に悩まされた1年でした。6月のサロマ湖100km直前と12月末に左足を疲労骨折し、1月には交通事故で鎖骨と肋骨を骨折しました。12月の福岡国際マラソンでフルマラソンの自己ベストを更新できはしましたが、さくら道への準備期間も含めて、あまり満足に走れませんでした。
交通事故の骨折が癒えてきて走れるようになったのはさくら道の1ヵ月半前。距離を走り込む時間はないので、フルマラソンと同じような準備をしてスピードが出る状態を作ることにしました。距離に不安は残るものの、スピードに対する余裕度を高めようと思いました。またこれが上手くいけば、これからは走るのにたくさんの時間をかけなくても、質の高い練習で長距離への準備もできるという自信になると思いました。

・前日
今年で8回目の参加になりますが、いつものように昼過ぎに名古屋に到着しました。この日は雨でしたが、何とか1日目の明日は降らずに持ってくれそうとのこと。2日目は雨かもしれません。
去年までは相方(妻)と一緒に参加していましたが、今年はお腹に赤ちゃんがいるため1人での参加となります。でも彼女は知人と一緒に車で応援してくれるので、一緒に名古屋に行きました。
名古屋に着いてから軽くお昼を食べ、名古屋城近くのKKRホテルでの開会式に向かいました。久しぶりに会う方々との話を楽しみましたが、それもそこそこにして晩ご飯の買い出しに行きました。夜はホテルの部屋で食事と明日の準備をして、21時過ぎにベッドに入りました。

・スタート前
朝4時半に起き、朝食を取りながら準備をしました。思ったよりお腹がすいていたのか、相方の分のパンまで貰ってしまいました。そして出発時間になりましたが、なかなか立ち上がる気が起きません。不安がいっぱいです。でもここまできたら行くしかない。気持ちを入れ直して立ち上がり、スタート地点の名古屋城に向かいました。
スタート前にも何人かと話をしていた気がしますが、あまり覚えていません。後から考えると、やはり不安がいっぱいだったんでしょう。スタートは6時から3分おきのウェーブスタートで、僕は最終6組目の6時15分スタートです。最終組は常連の実力者ばかりなので、どういう展開になるかある程度想像できます。他の人のペースに惑わされず、自分のペースで行くことに気を付けていました。

・名古屋城〜郡上八幡(70kmくらい)
スタートすると、予想通りの人たちが飛び出して行きました。それは気にしないけど、他の人も意外と速い気がしました。でも自分のペースはこのペース、と自分に言い聞かせるように走り出しました。この先長いので焦ることはありません。
始めはグループのやや後ろでしたが、序盤は信号によく引っかかるのでグループが乱れず、徐々に前の方には付けるようになりました。そして前にスタートした組のランナーに追いついていき、それぞれのペースになっていきます。信号での足止めは予想通りなので、これは休憩だと思うことにしました。序盤で焦っても仕方ありません。長い信号だけ少し調整しましたが。
20kmの一宮を過ぎたエイドでトイレに行ったときに時計を見ると、1時間45分くらい。キロ5分+5分。今回もいつも通りキロ5分くらいを考えていたので、信号待ちを考えるとちょうどいい感じです。当たり前ですが、余裕もあります。30kmで岐阜を過ぎ、信号のタイミングで5,6人くらいいたグループから抜けていました。いよいよ信号の足止めがなくなって走りやすくなります。調子も良くなってきました。
天気は曇り。気温は適温だけど蒸します。予報によると、北の方ほど天気が良くて、郡上では20℃まで上がるとのことでした。アームウォーマーはしているけど手袋をしなかったのはちょうどよかったです。
僕は1人で走るのが好きみたいです。ほぼ同じペースで走ってはいても、あえて並走しようとは思いません。一言二言話はしますが。35kmまでは木曽さんが後ろにいましたが、そこからしばらくは日置さんの背中を追って走ることになりました。50mくらい前を同じペースで走るので走りやすかったです。
45kmのエイドに着くと、5人くらいのグループに追いつきました。安孫子さんや始めに飛び出していった沖山さんもいました。前はあと2人だそうです。沖山さんと少し話をしながらグループで走りましたが、少し足が詰まる感じだったので前に行きました。日置さんが付いてきました。
50kmのエイドは、去年もさくら道マラニックの私設エイドをやった場所。そして、このエイドでは毎年そうめんをいただいています。今年も楽しみでした。ここには相方が待ってくれていました。あまり近づきすぎないようにしてくれている様だったので、少し話をして出発しました。
グループでエイドを出ましたが、すぐにまた2人旅。55kmのエイドを出るときに日置さんに先に行ってもらい、少し距離を置いて走ることにしました。そろそろトイレに行こうかと思っていたところ、日置さんが道の駅でトイレに行きました。じゃあ僕はもう少し先にしようと思いました。ようやく一人旅です。前は鍵さんだけですが、12分開いているとのことでした。気にせずマイペースです。
65kmの道の駅美並はいつもの11時45分頃より少し早かったと思います。相方を始め、知り合いと楽しく少しお話して出発しました。去年よりは余裕があるものの、さすがに少し疲れてきました。前には誰も見えないし、少しペースを落とそうと思いました。でもあまり変わっていなかったみたいです。キロ5分ペースくらいになっていました。
この先、去年転んだ場所があります。立ち止まってその場所を改めて見たけど、どうしてつまづいたのか全く分かりません。今見るとほとんど段差なんてありません。ここだよ、と誰かに言いたかったけど誰もいません。後にして先へ進みました。

・郡上八幡〜白鳥(106km)
郡上ではいよいよ桜が咲いていました。嬉しくなってきたのが分かり、やはりこれを見に来たんだと改めて思いました。きっと白鳥では満開でしょう。北上するにつれて桜が咲いていくのがこのコースのいいところです。
75kmのエイドに着いた時、ちょうど出発していった鍵さんの後姿が見えました。もうここまで追いついたのか。思ったより早かったです。次のエイドで追いつきました。少し疲れたようだったので、先に出発しました。後ろからついてきたけど、その差が広がっていくのが分かります。先頭に立ちました。
80kmを過ぎ、この辺りでペースが落ちてくることが多いのですが、今年はまだ平気です。ペースはキロ5分で変わりません。少し暑くなってきたのでペースを落とそうと思いました。本番は日が暮れて涼しくなってからです。
序盤はあんぱんなど甘い物も食べていましたが、それらは少し辛くなってきました。あればおにぎりやいなり寿司、梅干しをいただきました。飲み物はスポーツドリンクを350ml1本か水やお茶。しばらくそんな感じでした。95kmのエイドには心ひかれるものが色々置いてありましたが、いなり寿司とそうめんくらいしか食べられませんでした。
100km通過は8時間20分でキロ5分でした。もうすぐ白鳥駅広場のエイドですが、少し歩きが入り始めてしまいました。
白鳥の商店街ではお祭りをやっているようで、とても賑やかでした。放送で迎えてくれたりして嬉しかったです。このエイドで夜用に着替えです。まだ15時なので少し早めですが、長袖長ズボンや反射タスキ、ライトなどを受け取りました。上着は3枚になりました。ここまでは少し暑いくらいでしたが、ここから冷えてくると思ったのでいいでしょう。相方もいてくれたのでしばらく話をしました。ホッとします。食べるものはほとんど食べれませんが、先を目指すことにしました。

・白鳥〜荘川桜(143km)
白鳥を出ると、予想通り暑くなくなりました。そして走るのが辛くなりました。少しずつ上り始めたこともありますが、何度も立ち止まってストレッチをし、走っては歩き、を繰り返しました。後ろはどのくらい開いていたんだろうか。どのくらいで追いつかれるだろうか。
次の道の駅のエイドで座り込んで休みました。ホルモン焼きがあるというのでいただきましたが、匂いは良かったものの、少し気持ち悪く感じました。しばらくすると鍵さんがやってきました。さすがにそろそろ行かなくてはと思い、少し話をした後、出発しました。
やはり走ったり歩いたりです。しばらくすると鍵さんに追い越されましたが、次のエイドではまた追いつきました。2人とも口は元気でエイドの人ともよくしゃべりましたが、なかなか先へ進もうと思いません。僕の方が先に重い腰を上げて出発しました。坂を歩いて上りながら後ろを振り返りましたが、なかなか鍵さんの姿は見えません。辛いんでしょう。この先姿を見ることはありませんでした。
ひるが野への坂を歩いて上っているときに後ろを振り返ると、走ってくる人がいました。安孫子さんでした。ゆっくり確実に走って上っていきます。少し並んでお話ししましたが、僕はすぐに歩いてしまいました。「夜に追いつけるように頑張ります」と言うのが精一杯で、後姿を見送りました。次に日置さんも走ってきました。また同じようにしばらく走り、同じことを言って見送りました。
何とか消防詰所のエイドに着くと、日置さんが着替えていたのでまだいました。何となく目に付いたコーンスープをもらいましたが、これも気持ち悪くてだめでした。ヤクルトがおいしかったですが、そのくらいしか受け付けられませんでした。
上りは次のエイドまでなのでもうひと踏ん張りです。しばらく歩いているので、下りになれば復活してくれないかと期待していました。しばらく行くと、前の方に赤いランプがゆっくり進んでいるのが見えました。日置さんも走ったり歩いたりでした。ちょうどいい目標になって、少しずつその差を詰めて行けました。頂上の分水嶺の手前で追い越し、ようやく上り坂が終わりました。エイドに着くと、ここからの復活に期待して備えるため、とりあえずトイレにこもりました。その間に日置さんは行ってしまったようでした。僕はしばらく休憩しました。いい匂いがした豚汁も、ここでも食べようとすると気持ち悪くてだめでした。でも、ここからは得意の下り坂。きっと復活するはずと信じていたので、ストレッチを多めにしてから出発しました。ここは128km地点。さぁ後半戦だ。
下り坂はとりあえず走れました。でも、もっと復活して快調に走れた年もあったこともあって、期待したほどの復活ではなくて少しがっかりしました。平坦になると少し歩いたりもしてしまいました。まだ我慢か。全然前に誰も見えませんでしたが、牧戸のエイドでようやく日置さんに追いつきました。でもちょうど出発したところでした。はまった年もあったサンドイッチに手を出したけど、これもだめ。食べられそうなものがないので水を飲んだだけで先へ行きます。
日が暮れて真っ暗になってきました。この区間でも、100mちょっと先の赤いライトはいい目標でした。そしていよいよ荘川桜。でも今年はライトアップされていなかったので、気付かず通り過ぎてしまうところでした。2週間前に千鳥が淵で荘川桜の子供に触ったのと同じように触ろうとしましたが、大きすぎて出来ませんでした。そして駐車場にあるエイドのテントへ。リタイアした2008年からひるがのプリンにはまっていましたが、今年はこれも食べられる気がしませんでした。うー、残念。豚汁のいい匂いがしましたが、勝手におでんと思いこんでいたようでした。「汁だけ下さい」と言った後、「あ、卵も」と。「あ、おでんじゃなかった」。豚汁におにぎりを落とした豚汁ご飯はおいしかったです。エイドの人とも話が盛り上がりました。「あのとき、ここで妻と会ったんですよ。ここ、ここ。」とか。ちょうど市長さんが来てくれたところでした。こんな時間にこんな所まで来てくれて、とてもうれしくなりました。市長さんとも少し話が盛り上がり、楽しいひとときでした。

・荘川桜〜白川郷(168km)
さて、出発。143km走って13時間くらい。このままキロ6分ペースだと24時間くらいか。まだいいペースです。前の日置さんとの差は1,2分。先頭の安孫子さんとの差は15〜20分くらいでした。
しばらく進んでいくうち、下り区間が増えてきたこともあって少しずつ快調になってきました。御母衣ダムの辺りで日置さんを追い越しました。エイドごとにストレッチだけは欠かさず、先頭との差をチェックしました。15分前後の差はなかなか変わりません。速いです。安孫子さんも調子がいいみたいです。
平瀬温泉エイドから荻町エイドまでは11.7kmと長いですが、1時間かからず走っていました。キロ5分を切っていたようです。さすがに差は6分まで詰まっていました。さっき出て行ったよ、と。俄然やる気が出てきました。何か少し食べて出発しました。
世界遺産の白川郷集落は真っ暗で静まり返っています。夏に自転車で来た時もGWに来た時も、昼間は賑やかでしたが別世界でした。道の駅に車を止めて歩いた時のことを思い出しながら、道の駅のエイドを目指しました。気持ちとは裏腹に、それほどペースは上がりませんでした。少し飛ばしすぎたかもしれません。再び我慢の走りです。
道の駅のエイドに着くと、いました。安孫子さんに追いつきました。思わず「やったー」。いなり寿司など少しいただき、安孫子さんの少し後で出発しました。

・白川郷〜五箇山(200km過ぎ)
だらだら上る長いトンネルの途中で安孫子さんを追い越しました。僕は走ったり歩いたり止まってストレッチしたりですが、安孫子さんはゆっくりでも確実に走ります。次のエイドでおにぎりをいただいて出発しようとした時、向こうからライトが来るのが見えました。数分差がついたでしょうか。
次のエイドまでも少し距離があります。岐阜と富山の県境を何度も跨ぎます。風が強くて橋の上では少し怖かったです。気温は夜中でも17℃以上が表示されていました。寒くなくて走りやすかったですが、風がゴーゴー言って少し怖かったです。向かい風よりは追い風のことが多かったので走りにくくはなかったですが。
上平の道の駅ささら館のエイドに着くときには少し疲れていました。しばらく休んでいると、安孫子さんが来ました。さすがに確実に走ってきます。先に行ってしまいそうだったので、まだ座っていたい気持ちを抑えて重い腰を上げ、出発してついて行きました。後から考えると、ここが一番のポイントだった気がします。
とりあえず行けるところまでついて行こう。走ってはいるものの、僕にはゆっくりに感じられたので何とかついて行けます。色々話しながら一緒に走らせてもらいました。高速道路の上まで上る上り坂で、いよいよ置いて行かれると思ったものの、一緒に走ってついて行けました。菅沼集落から五箇山のふもとまでは、さくら道マラニックの私設エイドをやった時に走ったことがあり、懐かしく思いながら走りました。5kmくらい並走したでしょうか。車が来た時、横に並んでいると車をやり過ごせないので僕が少し前に出て、何となくそのまま差が開いていきました。ちょうどいいリズムで走らせてもらったおかげで調子が戻ってきたようです。次のエイドでは食べたい物がなかったし相方もいなかったので、安孫子さんが来る前にすぐ出発することになりました。
次の五箇山タクシーのエイドが五箇山のふもとです。そこまではしっかり走って、五箇山の上りは歩いて力を蓄える予定です。ちょっと辛いながらも、何とか走って到着しました。
エイドのスタッフは知った顔ばかりでした。今年は参加できませんでしたが、さくら道を何度も走り良く知った方々です。初めて参加した年にこの辺りから何十kmもお世話になった方もいました。食べるものもたくさんありました。ようやくカレーにありつけました。とてもおいしかったですが、途中で温泉卵を落としてくれたら、もっとおいしくなりました。しばらく休んだ気がしましたが、まだ安孫子さんが来る前に出発しました。でも上り坂で抜かれるだろうな。
五箇山への上り坂は完全に歩きました。いつ後ろから抜かれるかと思っていましたが、結局最後まで来ませんでした。エイドが見えてきたときにはホッとしました。さぁ、ここからは走るぞ。

・五箇山〜福光(220km過ぎ)
きつい上り坂だと歩く言い訳になって良かったですが、長いトンネルのだらだらした上りは走らねばと思っていました。ゆっくりでも確実に、何とか走れました。2つ目のトンネルからは下り坂。少しずつ調子良くなってきました。トンネルを出ると、長くてきつい下り坂になります。飛ばしすぎないように、また足元にも気をつけながら走り下ります。下に広がる盆地の灯りがきれいです。5kmくらいを下り切ったら大鋸屋のエイドに到着です。
212kmの大鋸屋エイドでは2時半前、20時間10分くらいでした。キロ6分で行って、ちょうど24時間くらい。24時間切りは微妙です。エイドに着くと、こちらから言う前に名物のたこ焼きを出してくれました。嬉しいけどちょっと今はきついかもしれない…。でもせっかくなのでいただきました。「牛丼もあるよ」と、そっちはおいしくいただきました。麩が味を吸っていてとてもおいしかったです。
そして出発。ぼちぼち走り、時々立ち止まってストレッチをし、また走りを繰り返しました。田んぼの中で遮るものが何もないところも、風は追い風で助かりました。方向が変わった市街地からはあまり風は感じませんでした。福光も再び桜が満開で、夜桜がきれいでした。

・福光〜兼六園(250km)
福光の道の駅エイドを出ると上り坂。後ろとの差は12分と聞いたので、歩いていると追いつかれそうだと思いはするけど、やはりきついので上りは歩いてしまいます。何度も後ろを振り返り、上り切るとホッとします。下りと平坦はそれなりに走れます。ずっと近くを走っている本部車に乗っている大郷さんから「キロ6分を切っているよ」とエイドの度に言われましたが、もっと遅い気がしていてそんな実感はなく、本当かなぁという感じでした。
富山と石川の県境にあるきつい上りは最後の長い上り坂。何とか歩いて上り切り、その先から走り出せたので少しホッとしました。あとは20kmもありません。このまま走れれば抜かれないはずです。
残り11kmのエイド辺りでライトが要らなくなりました。5時過ぎです。今日は雨の予報で、まだ降っていませんが6時ごろから降ってくるとのこと。思ったより早くてびっくりしました。雨が降るまでにたどり着けるか?大郷さんに「24時間切れるぞ」と言われても、頑張る気は起きませんでした。このままのペースで行くのが精一杯です。
信号が増えてきました。青信号を渡るのに少しダッシュしてしまいました。余計でした。その後急に疲れてきました。ゴールが近くなってきて、早く着きたかったんでしょう。
森本あと7kmのエイド。最後のエイドです。5時半なので24時間まで残り45分。キロ6分なら24時間以内にゴールできることになります。頑張る気はしないけど、とりあえず長居せずに出発しました。
信号を左に曲がるとあとは真っ直ぐ。相方には「ウィニングランだよ」と言われて送り出されたものの、全然そんな気がしません。ここにきてきついです。平坦なのに時々歩いてしまいます。「兼六園 3km」の看板も、15分くらいで現れるとウソだと思ってしまいます。兼六園までは長く、ようやく兼六園下の交差点にたどり着きました。雨がパラパラ降り始めてきました。24時間まではあと5分。切れそうだけど信号待ち。せっかく休めるけど少しじれったく思ってしまいます。
園内に入り、最後の坂を上ります。僕の時計ではあと3分。でもスタッフは「僕の時計ではあと4分あります」と。わー、ぎりぎり。最後の直線を走っていき、みんなが見えてきました。相方も見つけました。2人で佐藤桜にタッチしたかったけど、カメラマンに促されてまずは1人で佐藤桜にタッチしに行きました。
ようやくたどり着きました。たくさんの人がカメラを向けてくれます。そして相方とも。テレビカメラに向かってインタビューみたいなのにも応えました。しばらくの後、テントの下の椅子に座って休みました。24時間切りや優勝の実感は沸かないけど、とりあえず走り切ったことでホッとしました。さっきまで走っていたのに、もう動ける気がしませんでした。
少しずつ雨が降ってきたようです。30分くらい後、安孫子さんが来ました。ようやくその時立ち上がることができました。3番目の木曽さんもしばらく後に到着し、今年はみんな速くてすごいなと思いました。
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2012年03月05日

びわ湖試走記?!

☆昨日のびわ湖毎日マラソンのラップ
17'11-17'13-17'33-18'01-19'05

福岡国際マラソンでの自己ベストで2時間30分以内の参加資格を取れて、初めて走れることになったびわ湖毎日マラソン。とても楽しみにしていましたが、年末に左足を疲労骨折。治りかけてきた1月半ばには交通事故で鎖骨と肋骨を骨折してしまいました。あと6週間ではさすがに無理かと思いましたが、驚異的な回復で10日ほど前から走り始められました。ところが4日前に激しい腹痛でダウンし、1日中寝込んでしまいました。
とりあえず走れるようにはなったものの、さすがにあの厳しい関門を越えられる気はせず、今年は下見とすることにしました。

目標は15km53分と20km70分の関門。1km3分30秒ペースで行かないと間に合いません。僕の自己ベストペースです。万全の状態でも間に合うかどうかというペースなので、初めから全力で行けるところまで行ってみます。

当日は昼前から雨が降ってきましたが、風はあまりないので天候はまずまずでした。
スタートして、どれくらいのペースに乗れるか不安でしたが、周りに合わせて走り出したら1km地点がちょうど3分30秒。それほど無理しないでだったので、思ったより体が動くなと感じました。でも、焦らず周りに合わせてと言い聞かせます。後ろをちらっと見ると、あと数人しかいません。心配なので、もう少し前に行きます。
しばらくすると、10数人の集団ができました。きっと関門ギリギリ突破グループでしょう。ここでいいです。少し後ろの方に位置取りました。

5km通過は17分11秒。思ったより速いです。思ったよりも調子はいいです。これなら20kmまでは行けるかもしれないと思いました。その後、6kmの給水のタイミングで前の方にでてしまいました。どうせ長くは走らないからと給水は素通りしていました。
10kmまでの5kmは17分13秒。よく動いています。瀬田の唐橋の辺りに相方たちがいてくれているはずです。しばらくキョロキョロしましたが、難無く見付けられ、元気な姿は見せられたかと思います。
意外に走れるかもしれないと思い始めたこの頃、12km過ぎでさすがに脚に疲労を感じ始めました。やはりそんなに甘くありません。2ヶ月のブランクはそう簡単には戻りません。ずるずるペースが落ち始めました。
川沿いを南下して川を渡り、北上し始めて15km。最初の目標の関門です。52分で通過しました。まだ閉鎖1分前でした。でも、20km関門にはキロ3分30秒ペース+30秒の余裕しかありません。ペースが落ち始めたので黄色信号です。全力モードに切り替えました。
それでも自分の足音が大きくなり、息遣いが荒くなり、ペースが遅いのが分かります。16kmまでは3分40秒かかりました。このままでは間に合いません。そのうちに後から7,8人の集団に追い付かれました。置いていかれそうでしたが、これに乗り遅れたらおしまい。逆にこれに着いていければ20km関門を越えられる!と気持ちを入れ直せました。もう全力疾走ですが、何とか着いていけました。17kmではあと10秒の余裕。18kmでは5秒、19kmでは4秒の余裕にまでなっていました。集団からは置いていかれ始めました。
そして唐橋の東側。相方に応援をもらえました。折り返してもう一度帰って来るんだ!もう20km関門しか頭にありません。19.60と書いた紙を持った人がいました。あと400mっていうこと?なかなか見えてこないんですけど・・・。

20km地点が見えてきました。係の人が「早く行け、早く行け」と腕を振っています。その後ろではロープを持った係員がコース上に出てこようとしています。その後ろには時計があり、1:09:50を回っています。あと10秒、9秒、8秒・・・。全力で駆け抜け、何とか残り2,3秒で通過できました。その後、後ろで「ピー」と笛の音がしました。一番最後の通過者でした。
20kmを越えられてホッとしました。もう力を出し切りました。これでは25km関門通過は無理だと思うので、マイペースで行くことにします。後ろに白バイが付きました。スパルタスロンのラストと同じようだけど、思いは全然違います。21kmは3分45秒かかりました。
中間点で折り返し、時計を押しましたが、手がかじかんで押せていません。寒いです。1時間14分でした。一人ぼっちの帰り道。でも沿道からの声援が暖かくてうれしいです。声援にだけでなく、いろんな人たちに「ありがとう」と言いたくなったので、「ありがとう」を言いながら走っていました。何とか25kmまでは走らせてもらえそうです。そのうち、1人2人と落ちてくる人を拾って進んでいきます。僕はこのペースならばまだ走り続けられます。
23kmを越え、再び唐橋を通ります。相方がまだ待ってくれていました。嬉しかったですが、もう唐橋の向かい側では会えないでしょう。声に応えて最後に手を振って後にします。そして25km関門。ランナーが何人か溜まっています。関門が閉鎖しているんでしょう。最後にダッシュしようかと思いましたがやめました。おとなしく終了。1時間29分でした。ここまでこれると思っていなかったので関門閉鎖時刻を知りませんでしたが、1分オーバーだったようです。ゼッケンを回収されて毛布をかけてもらい、バスに乗りました。びわ湖マラソンバスツアーです。最後尾の後ろから、テレビ中継を見ながらコースを辿って競技場に帰りました。

今回はとても最初の関門も突破できないだろうと思っていたけど、思った以上に走れました。でも何より、無事に終えられたことが一番です。たくさんの人たちに心配をかけてしまって申し訳ありませんでした。これからは、病気や怪我をせず壊れないことを第一に考えていこうと決心しました。無事是名馬です。
これで今シーズンのフルマラソンはおしまいですが、また来シーズン以降にチャレンジしたいと思います。ウルトラマラソンも楽しいですが、フルマラソンも楽しいです。

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posted by まつたけ at 18:08| 東京 ☔| Comment(2) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

2011福岡完走記

☆第65回福岡国際マラソン 2時間29分01秒 67位
(17'20-17'29-17'23-17'22-17'32-17'41-17'48-18'22-8'04)

今年は故障に悩まされた1年でした。4月にはお尻を痛め、6月には左足甲を疲労骨折しました。その痛みが引いた10月末から、約1ヶ月半で何とかフルマラソンを走れる体を作ってこられました。故障が多くなったことや疲労の回復が遅くなってきたことから、体を作るやり方を変えることにしましたが、予想以上に体が動くようになり、この新しいやり方に手応えを感じ始めていました。
久しぶりに調子が良くなってきたので、今回はかねてからの目標である2時間30分切りを目標にしました。キロ3分30秒ペースで30kmまで維持し、そこからは5km当たり1分くらいは遅れても大丈夫、というプランを立てました。前週の10kmの大会では、キロ3分20秒ペースで走れたことも自信になりました。

前日の昼過ぎに福岡入りし、少し寄り道してから受付を済ませてホテルへ向かいました。昼には雨はやみ、当日はまずまずの天気のようでした。夜は外で相方と親子丼を食べ、部屋に戻ってからはあんぱんや団子をいつもより多めに食べました。

当日は晴れ。日差しは暖かいですが、時々陰るとひんやりします。風はほとんど感じません。日中は15℃くらいになるとのことですが、絶好の天候ではないでしょうか。早めに会場に着いたのでゆったり準備していましたが、知り合いと話をしたりアップをしたり1次コールに行ったりしているうちに、いよいよスタート時刻が迫ってきました。

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スタートは12時10分。大濠公園スタート組の3列目です。
前に人があまりいなし、みんないいペースで走りだすのでスムーズに流れに乗りました。元々スタートダッシュは苦手だし、序盤は無理せず余裕を持って走り出そうと思っていました。ふと周りを見ると、前に行きそうな人たちが横にいます。自分のペースが速いのかもしれませんが、余裕があるペースです。大濠公園を出て1km通過。3分24秒です。予定より少し速いけど、楽に走れているのでその流れで行くことにしました。そして、平和台の競技場から出てきたAグループと合流します。少しぶつかりそうになったけど、スムーズに合流しました。まずは位置取りです。目標のランナーを少し前に見つけたので、そこまでするすると出て行って後ろにつけました。しばらくこの波に乗せてもらいます。3km付近で沿道の人波の中に相方を見つけ、いよいよ始まった実感が沸いてきました。

・5km 17分20秒
まずは西に向かいます。序盤は力を使わないように、集団の中に埋まって走ります。ちょうど3分30秒ペースくらいの集団に入れたので、気持ちよく走れます。集団の中で無理に動いて力を使うことはないと思ったので、最初の給水はあきらめました。そのうち少しずつ前に出て行ってしまいましたが、少し向かい風が気になります。9kmくらいで東向きになるので、そこから前に出て行こうと思いました。
しかし、給水のタイミングで前に出てしまい、集団を引っ張る形になってしまいました。少し気になる程度ですが、向かい風を受けます。でも、給水は取りやすいし、元々人に合わせて走るのは苦手なので、開き直って自分でペースを作って走って行こうと思い直しました。

・10km 34分49秒 (17分29秒)
今回から給水所にスポーツドリンクもありました。前回までの水だけとは大きく違います。
進路が東向きになり、日当たりも良くなりました。沿道からは絶え間なくたくさんの人たちが応援してくれていて気分が良いです。とにかく「抑えて、抑えて」とだけ思いながら走ります。自分の後ろには集団ができているようでした。

・15km 52分12秒 (17分23秒)
16km付近に陸橋があり、これが最大のアップダウンです。去年はこれを下った後から脚が重くなってきましたが、今年は大丈夫。上って下った後も同じリズムで走れて一安心。そして街の中心部へ向かいます。
18kmの警固交差点が一つのポイントと考えていました。今年も相方がそこで応援してくれていて、去年はペースダウンし始めた所です。今年も同じ角にいました。こっちから先に手を振りましたが、近づいていくとようやく気付いてくれました。「予定通り!」という声は聞こえていなかったようでしたが、力をもらえました。つい無意識でスピードが上がったのか、集団から離れてしまいました。仕方がないので、無理しない程度で前を追い、追いついたところで一息入れました。そしてそのうち集団が追い付いてきて、再び集団を引く形になりました。さっきよりは人が少なくなっている気がしましたが。

・20km 1時間9分34秒 (17分22秒)
いいペースです。中間点の通過は1時間13分25秒。後半ペースを上げるのはさすがに厳しいと思い始めたので、このままのペースを維持して2時間27分を狙うかと思いました。
今年出来た新しい博多駅ビルを見ながら通り過ぎ、駅を背にして大通りを北に向かいます。道路が広くて気持ちが良いですが、沿道も遠くてあまり進んでいる気がしません。少しきつくもなってきました。ペースが落ちてきた気がしましたが、距離表示で時計を見るとあまりペースは変わっていませんでした。でも少しずつ集団の人数が減ってきた気がします。

・25km 1時間27分06秒 (17分32秒)
折り返し地点に向けて国道3号線を東へ進みます。真っ直ぐなので走りやすいですが、長い気がします。走り続けるのに力を使うようになってきました。3分30秒ペースの維持が厳しくなってきました。
30kmまでペースを維持するプランを立てていたので、何とかもう少し耐えようと思いました。ラストは気合で乗り切れるはず。集団から前に出たランナーについていこうとしても、少しずつ差をつけられるようになってきました。でも、人は人。自分のペースを、マイペースを意識します。
28km付近で相方を見つけました。「耐えるぞ〜」と自分に言い聞かせるように声をかけました。気持ちは奮い立ちますが、やはり脚が付いてきません。とりあえず折り返し点まで、と気力を振り絞ります。

・30km 1時間44分47秒 (17分41秒)
30kmのベストタイムです。そして、一応予定通りの通過タイムです。ここからは5km当たり1分遅れても大丈夫だと思い、少し気が楽になりました。いつもならすれ違うランナーを見ているのですが、今日はそんな余裕がありません。誰が1番かも分かりませんでした。
そして31km過ぎの折り返し。帰り道は太陽に向かうのでまぶしいこともあり、あまり景色を覚えていません。帰り道は34km過ぎに相方がいるかもしれませんが、競技場で2時間30分のゴールを見るためには14時11分の地下鉄に乗らなくてはなりません。いてくれるかどうか。
いよいよ息づかいが荒く苦しくなってきました。給水の水を飲むのが息苦しいのであきらめました。いつも無補給で走っているので、このくらいは大丈夫だろうと言い聞かせました。そして、さっきから左ふくらはぎが何度も釣りかけます。ピクンとするたびに怖くなります。ここで釣ってしまったらアウトだ。前半にばねを使いすぎたのかもしれない。少し慎重に走ります。それほど強くないとはいえ、向かい風もきついです。ペースも少しずつ落ちていきます。
34km過ぎの貝塚駅前。やはり相方はいません。今14時11分。ちょうど駅にいるところかもしれない。僕の2時間30分のゴールを見届けようとしてくれているんだから、絶対間に合わないといけない!遅れてなるものか!

・35km 2時間02分35秒 (17分48秒)
なんて長い道のりだろう。足音が大きくなっているのが分かります。歩いたりペースダウンしたりしているランナーに追いつくたび、僕もその誘惑に駆られます。いやいや、だめだ。2時間30分を切って、びわ湖を走って相方に応援してもらうんだ。
相方の親友がびわ湖に出られるようになった旦那さんの応援に行くそうで、相方も僕の応援に行って会いたいと言ってたことを思い出しました。また、少し前にお宅にお邪魔した先輩家族に「次はびわ湖壮行会で」と言われていたことも思い出しました。いよいよになると、自分のことより人のことの方が力になるのでしょうか…。
市街地に帰ってきましたが、もう脚は重いしお腹は痛いし息は苦しいし、倒れたくなります。でもあと3kmならば気合で乗り切れるはず。

・40km 2時間20分57秒 (18分22秒)
2時間30分まであと9分と分かり、ドキッとしました。もう少し余裕があると思っていたのに、キロ4分では間に合わないのか。もう少しペースを落として楽をしたかったのに、このペースを維持しなくてはいけない。頭の中を呪文が駆け巡ります。あとは気合だけです。
41km表示であと5分ちょっとあることが分かり、少しホッとしました。足を引きずりそうでしたが、最後の上り坂を気合で上り切り、いよいよ競技場に帰ってきました。スタート前、「ここであのゴール地点の時計が2:28:00だったらちょうど2時間30分くらい」と相方と話していたのを思い出しました。ゴール地点のSEIKO時計を見ると、2:26:59から2:27:00になったところ。よし、1分は余裕がある。ラストスパートだ。

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ゴールの先の観客席に相方がいてくれているものだと思っていたら、後ろから声が聞こえた。手を挙げて応えるのが精一杯。あとトラック1周だ。あと90秒以内で2時間28分台。でも無理だ…と思った時、「28分台いけるぞ」と声を掛けてくれた人がいて、もう一度気持ちにスイッチが入りました。最後のコーナーの先には相方も見え、「おめでとう〜」ってまだ早いぞと思いながら最後の直線。ぎりぎり28分台には間に合わなかったと思いましたが、目標の2時間30分切りは達成できました!

・42.195km 2時間29分01秒 (8分04秒)
もう倒れこみたかったのですが、係員に「中に行ってください〜」と言われてタイミングを逃しました。後半からは日差しがなくなって肌寒くなっていました。そのため走り終わると寒くなってきて、完走バスタオルにくるまっていました。温かいお茶もおいしかった。
しばらく他のランナーと話をした後、観客席の相方のところへ向かいました。相方も喜んでくれていて嬉しかったです。初めはあまり実感がなかったのですが、ようやく目標達成の実感がわいてきました。

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フルマラソンでは4年ぶりの自己ベスト更新です。これまでのベストを2分40秒ほど更新し、これまで越えられなかった2時間30分の壁を越えられました。そして、まだ先を目指せそうな感触をつかめたので、また新たな目標に向けて走っていきたいと思います。
posted by まつたけ at 22:30| 東京 🌁| Comment(5) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

2011サロマ完走記

☆サロマ湖100kmウルトラマラソン 8時間15分04秒
41'30-41'16-40'44-41'24-41'14-41'47-63'39-68'44-54'42-60'04

今年のサロマの目標は、2007年にオランダで出した6時間58分の自己ベスト更新。もしくは去年の記録である7時間12分のサロマ湖での自己ベスト更新でした。
4月にさくら道ネイチャーランを何とか完走したものの、体へのダメージは大きく、6月に入ってようやく少しは走れるようになってきたと思ったら、直前の日曜日に左足の甲を痛めてしまいました。どうも疲労骨折してしまったようで、痛くて歩くのも困難でした。それでも、痛みさえ我慢できれば走れそうだったので、金曜日に痛み止めの注射を打ってもらいました。結局痛みを抑えきることはできませんでしたが、痛み止めの薬と併用すれば我慢して走れるようにはなりました。

・スタート
当日の朝は10℃を下回るほど寒くて、スタートまでは震えるほどでした。予報では20℃くらいにはなるとのことなので、半袖短パンにアームウォーマーと手袋の格好で臨みました。
特に走り出しの痛みが怖かったですが、覚悟を決めて初めから前の方へ飛び出しました。初めの1kmくらいまでは先頭も見えている位置で、4分ちょっとで入りました。今年は序盤のコースが変わっていたので、5km過ぎですれ違いがありました。相方ともすれ違って声を掛け合えました。彼女も足と体調に不安を抱えながらなので心配でしたが、とりあえずいつものペースで走り出せたようでした。

・10km 41分30秒
目標設定ペースは10km40分でしたが、少しそれには届いていませんでした。でもこれ以上上げるときつそうだし、同じくらいで走りそうな知り合いたちより少し前にいるくらいだったので、今日はこのくらいで行こうと思いました。足の痛みはできるだけ気にしないように、走りのバランスを崩さないで走るように気を付けました。
それでも、路面の微妙な角度によっては足が痛みます。痛みで足が付けなくなるまでは走り続けようと覚悟を決めていますが、どこまで持つのか分かりません。次の目標は、22km過ぎのすれ違いで相方と会える所でした。

・20km 41分16秒
良くも悪くもないペースですが、体感的には少し速すぎるかもしれません。でも、いいリズムにはまったのでそのまま行くことにします。
竜宮台で折り返した後、女子の最初にやってきた相方とすれ違いました。向こうも心配ですが、とりあえずこっちは元気な姿を見せられたし、これで思い残すことはありません。あとは足が持つところまで行くだけです。
今回はスタート前に痛み止めを1錠飲み、50km過ぎにもう1錠飲む予定でした。胃薬を併用しても、あの不快感を抱えてハイペースで走るのは辛いので、薬は最小限にしたかったのです。ところが、25km付近で痛みが強くなってきました。仕方がないので、早めに手持ちの痛み止めを飲むことにしました。この効き目が切れたらきっと最後。ペースダウンしたら最後まで持たない計算になります。でも、ペースダウンしてまで最後まで粘るつもりはなかったので、それでもいいと思いました。

・30km 40分44秒
この程度の痛みならと少し慣れてきました。ただ問題は、このままだとオーバーペースで潰れるかもしれないと思い始めたことでした。でも、このいいリズムを崩したくない。迷いながらそのまま走り続けました。10kmくらいからは単独走行になっていましたが、すぐ後ろにはいいリズムの集団がほぼ等距離で付いてきていました。

・40km 41分24秒
どこでやめようか探りながら走っていました。痛みは強くなってきましたが、我慢できないほどではありません。もういっそのこと、足が付けないほどの痛みになってしまえばやめてしまえて楽なのにとも思いました。
42.195km地点を2時間53分ほどで通過。ちょうどキリがいいのでやめようかとも思いました。いや、でもまだいける。もう一度気持ちを入れ直しました。
45kmを過ぎる頃から、ポツリポツリと前から遅れてくるランナーが出始めました。自分が最初につぶれたわけじゃないと思えて、何となく安心感がわいてきました。足の疲労の方も大きくなってきてきつくなってきました。

・50km 41分14秒
ちょうど半分は走れたし、しばらくアップダウンがあってきついので、ここでやめようかと思いました。チェックポイントを越えた所で一度立ち止まりました。程なくして、後ろからいいペースの集団が走り抜けて行きました。後ろを振り返っていなかったので誰がいるか分かりませんでしたが、ほぼ予想通りでした。ただ、もう少しいるかと思ったら3人だけ。その3人はよく知った3人でした。スパルタスロンで一緒だったり、2007年オランダで一緒だったり、2010年ジブラルタルで一緒だったりした、年も近い3人でした。背中を見ながら見送ろうとしましたが、やっぱり付いて行きたくなりました。まだ行ける!
苦手な上り坂でしたが、全力で追いかけました。何とか追いつき、グループ走に混ぜてもらいました。このメンバーで一緒に走れるなんて。とても楽しい時間でした。
54kmのエイドでばらけかけ、2人で前を走っていましたが、すぐにまた4人のグループになりました。僕が前を引っ張る形になりましたが、1kmごとになった距離表示でペースをチェックすると、少しペースアップしてしまっているようです。楽しいのと痛みを抑えようとしているのとで、つい気持ちが高まってしまったのでしょう。
ずっとこのまま走っていたいような感覚でした。ところが、徐々に足の痛みが強くなってきて、路面がわずかに曲がっているだけで顔をゆがめたくなるほどでした。

・60km 41分47秒
チェックポイントの直後にエイドがありました。脚が重くなってきたのと痛いのとで、もう限界でした。すぐにエイドを後にする3人に一声かけて見送るだけでした。終わった・・・。
あのペースで走っていけなければ、自己ベストもW杯も無理でしょう。これ以上走っても足を悪くするだけなので、もうやめておいた方がいいと思いました。でも、追いついてくる相方を見送ってからやめることにしよう。ゆっくりゆっくりジョグで進み始めました。
抜かしていくのは知ったランナーが多く、たくさん声をかけてもらいました。うれしかったです。今できる限りのことができた気がしたので、納得して満足しています。あとは相方に一声かけるだけ。このまま行くと70kmくらいで追いつかれるでしょうか。

・70km 63分39秒
まっすぐで見通しのいい道で振り返っても、なかなか相方の姿が見えてきません。あれよあれよと74kmのエイドにやってきました。初めておしるこをいただけました。ゆっくり進んでいるのに他のランナーに追いついてしまうこともありました。苦しいところでしょう。
80km手前のワッカ原生花園入り口は、ゴールまで2kmのところにあります。ワッカに入る手前でやめて、ゴールまで歩いて帰るつもりでいました。相方に追いつかれなくても、入り口のエイドで待っていよう。
エイドで待っていると、別の女性ランナーがやってきました。ずっと先頭を走っていると聞いていたので、失速してしまったようです。トラブルを抱えていた足がおかしくなったかもしれない。不安でした。
やっと来た!でもふらふらしています。足はカクカクしているし、ボーっとしています。
「大丈夫か?!」「一緒に行こうか?」うなずくだけでしたが、心を決めるには十分でした。最後まで付いて行ってやる!一緒にワッカに入っていきました。

・80km 68分44秒
女性ランナーにも抜かれていきます。いつものスピード感はなく、かろうじて倒れないように走り続けているだけです。一緒に走っていても、なんと声をかけていいのか分かりません。とりあえず横に並んで走るだけです。
時々相方の足に力が抜けて崩れそうになります。「ゆっくり!」「止まってもいいよ」泣きそうになりながら、でも走り続けます。このサロマを一区切りにしようと思っていたからか、思う存分走りきろうという強い意志が表れているようでした。
89km手前で折り返します。ワッカでは多くのランナーとすれ違うことができ、たくさんの声をかけてもらえました。うれしかったです。

・90km 54分42秒
こんなに相方と一緒に走ることは、そう多くありません。しかもサロマ。とても幸せな時間でした。
「ゆっくり」と声をかけすぎて怒られたり、真っ青な空とサロマンブルーの海の綺麗さに感動したり、エイドでスイカを食べていると出発前日のスイカ食べ過ぎ事件を思い出してふき出したり、色々想いが巡って泣きながら走ったり・・・。きっとこのワッカは忘れないでしょう。
ワッカを出るとあと2km。もう少しです。記録も順位ももう関係ないので焦る必要はありません。お互いに感謝し合いながら・・・、いよいよゴールです。
今年も2人で手をつないでゴールイン!でも今年は2人同じタイムです。正真正銘、一緒のゴールです。
・100km 8時間15分04秒 (60分04秒)

ゴール横の芝生に靴を脱いで座り込みました。もう動きたくありません。相方も動けません。ゴール地点では、たくさんの知り合いランナーたちと話をしながら楽しい時間をしばらく過ごしました。
完全に満足のいく結果というわけではありませんでしたが、納得した走りが出来、楽しい大会になりました。走れてよかった。
posted by まつたけ at 08:29| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

いぶすき菜の花マラソン完走記

いぶすき菜の花マラソン 2時間43分43秒 10位(30代男子7位)
19'49"-19'26"-18'57"-18'24"-18'51"-19'53"-19'46"-20'02"-8'31"

豊田マラソンの抽選で当たって走れることになったこの大会。コースのアップダウンもきついし、タイムを狙うのは難しいので、きれいな景色を見て楽しく走ろうと思いました。もちろんそれなりには走りたいと思いましたが。
朝早くには晴れていたものの、スタートの頃には曇ってきて寒くなってきました。とはいっても東京よりは寒くないでしょうが。フルの参加者は約18000人とのこと。朝9時スタートです。
スタート地点で30分くらい待っている間に体が冷えてしまい、スタートダッシュには出遅れました。体が動きません。そして2km通過で8分くらい。結構頑張ったのに予想以上に遅くてがっかり。そして厳しいアップダウンの連続に入り、タイムは諦めました。
沿道には、こういう場所にしては珍しいくらいたくさんの人たちが出てきて応援してくれて気持ちよかったです。私設エイドもたくさん。

菜の花は、たくさんきれいな黄色の花が咲いていました。他にもいくつか花が咲いていて、季節が違うことを感じさせられました。
10km手前くらいで池田湖越しに開聞岳が見えてきました。富士山のようなきれいな形をしている山ですが、頭に雲がかかっていてすこし残念でした。

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僕は本当に上りが弱いと再認識させられました。上りではみんなに置いていかれ、でも下りでは抜き返す。そんなことを繰り返していました。
そして15km過ぎから、ようやく体があったまってきて動くようになってきました。でも、時々霧雨が降ってくることもあって、後半からだが冷えるかもしれないと思いました。
エイドにはバナナとサツマイモのふかし芋は必ずある感じでした。全体を通してお芋を何切れかだけ頂きました。走るのにはバナナのほうがいいのかもしれませんが、お芋大好きなのです。

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中間点の通過は1時間20分28秒。そこからそろそろ疲れてきてペースが落ちてきました。何とかキロ4分ペースは保っていたようですが、上りの遅さを考えるととてもそんなペースに思えず、もっと遅いと感じました。しかも30kmくらいからは向かい風が強くなってきて辛くなりました。長崎鼻の眺めを楽しんでいる余裕は余りありませんでした。
それでも沿道からの声援はうれしかったです。何とか少しずつ前から落ちてくるランナーを拾って進みました。沿道から教えてくれる順位は人によってまちまちでよく分かりませんでしたが、20番以内には入ってきたようでした。

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35km過ぎの最後のきつい上りも何とか上りきり、ようやく指宿に帰ってきました。でもここからのあと4kmが長く感じます。前から落ちてくるランナーを拾っていけたので、何とか気持ちを切らさずに頑張れました。そしてようやくゴール。同じように当選して指宿に走りに来た人たちが10kmを走り終えてゴールにいてくれていました。うれしかったです。
ゴールタイムは2時間43分43秒。後半ハーフは3分ちょっとの落ち込みで済みました。4年前の自分のタイムを1分半くらい上回ることも出来てとりあえず満足でした。あと30秒ちょっとで年代別入賞だったのがすこし残念でしたが。

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そして終わった後は、サービスでもらえるお芋。体育館の裏でたくさんのさつまいもをふかしています。前に来たときはこの光景に感動しました。思えば、あのころからお芋が大好きになったような気がします。とても美味しかったです。

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これで僕の今シーズンのフルマラソンはおしまいです。次はさくら道ネイチャーランの250kmですが、スピード練習は続けていくつもりです。もっと筋肉をつけて、瞬発力や上りのスピードをつけていきたいなと思います。
posted by まつたけ at 08:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月06日

福岡国際マラソン完走記

☆第64回福岡国際マラソン 2時間31分58秒 73位

ちょうど1年ぶりのフルマラソンです。3年前に自己ベストを出したこの大会。とても走りやすいコースだし、あの時は絶好調でした。それから体調を崩して、もうあんなペースでは走れなくなりました。でもようやく再び調子を取り戻してきました。そして今年は初めて相方が応援しに来てくれます。とても楽しみでした。

当日の天気は雲一つない快晴。フルマラソンには少し暖かいくらいですが、風も弱くていいコンディションです。今日は記録を狙っていこう。
Bグループのスタートは平和台陸上競技場の隣にある大濠公園です。前から7列目くらいでした。
スタート前は手袋をしていましたが、必要ないくらい暖かいと思ったので、直前で相方に預けました。袖のあるウェアしか持っていないのですが、他に袖のあるウェアをいている人は見当たりませんでした。みんなランシャツです。これは暑さ勝負になりそうなので、水はちゃんと補給していこう。

12時10分、いよいよスタートしました。まず大濠公園を1周します。始めにいいリズムに乗ってしまおうと思い、積極的に飛び出します。集団の中に埋まってしまって少し走りにくかったですが、いい感じで飛び出せたと思いました。大濠公園は約2km。距離表示は見えなかったのでペースは分かりませんでしたが、道路に出たら確認しようと思いました。
1周してきて、きょろきょろしている相方に声をかけて、いよいよ道路に出て行きました。Aグループと合流します。そして3km。10分15秒。目標のキロ3分30秒を切るくらいのいいペースです。ちょっと安心しました。やはり集団に埋もれて進んでいきます。

5km、17分17秒。ちょうどいいくらいです。まだ無理せず行こうと自分に言い聞かせますが、この雰囲気に気持ちが盛り上がります。たくさんの沿道からの声援や一緒に走る速いランナー達。
とても気持ちがいいです。
西に走っていたコースが、南から東に変わっていきます。少し向かい風を感じました。ちょうどいいペースの集団にいるし、このまま集団の中で走っていようと思いました。きっとこの中にいれば3分30秒ペースで連れて行ってもらえるはず。勝負は30km以降だ。
10km、17分35秒。いい感じです。そのままそのまま。
15km、17分36秒。変わりません。少し疲れてきましたが、まだ行けます。18km付近には相方がいてくれるはずなので、まずはそこを目指して頑張ろうと思いました。しかし、16km付近で陸橋を越えて少し列がばらけた後、差を詰めるのがきつく感じられました。まずい。でもまだ無理しちゃダメだ。差を詰めるのは諦めて、そのまま少し伸びた列の後ろの方に行きました。
そして18km。相方の応援を受けて、ここからまた頑張ろうと思いました。なのに、急に疲れてきました。がくっとペースが落ちた気がしました。前の人たちが離れていきます。まだ中間点の前なのに、ここから苦しい時間帯が始まりました。

20km、17分40秒。ペースが落ちてきました。キロ3分40秒くらいです。どこまで落ちていくだろうか。後ろから来たランナーにも抜かれていきながら、中間点を通りました。そして博多駅前へ。
北に向かう4車線の道路は景色が流れるのが遅く、スピード感を感じにくくなります。でも前の人たちに追いつくようになって来ました。あれ?1kmおきの距離表示で確認すると、何とかペースは維持できているようです。よし、まだこのまま粘ろう。
25km、18分07秒。東に向かい、折り返し点を目指します。苦しいです。でも、あと15kmくらいは走りきれるようバランスを取りながら頑張ります。給水は2.5kmおきにあるので毎回一口ずつは摂りましたが、水だけなので少しきつかったです。
相方が大きな声で応援してくれました。応える余力はほとんどないものの、少し元気になりました。そして、折り返してきた先頭とすれ違いました。すごい躍動感で、違う競技のようでした。
30km、18分24秒。このくらいの落ち方ならまだOK。このくらいまでに抑えて行きたいです。
もうすぐ折り返しですが、少し向かい風を感じていたので、帰り道は追い風になることを期待していました。でも、帰りもあまり変わりませんでした。強い日差しに向かって走る分、逆にきつく感じました。
35km、18分25秒。帰り道は長く感じます。相方がいるところまでもまだだろうか。周りをみている余裕もなくなりました。相方の応援にもほとんど応えていられませんでした。でも少しずつ前のランナーに追いついていきます。みんな同じようにきついんだな。
40km、18分44秒。長い帰り道が終わり、ようやくゴールが近づいてきた気がしてきました。もうひとふんばりです。最後の声援もすごくてうれしくなりました。
このまま行くと自己ベストがギリギリくらいです。最後の上り坂を何とか越えて、競技場に入りました。その時、目標だった2時間30分が経過しました。少し届かなかったか。でもまだ自己ベストが残っています。
あとトラック1周になったとき、自己ベストまであと80秒でした。いつもならちょうど1周このくらいです。じゃ、きついかな・・・。案の定、ゴールまであと数十メートルの所で自己ベストも過ぎてしまいました。でも何とか2時間31分台でゴールできました。自己ベストから10秒くらいしか遅れませんでした。

今回、久しぶりにあの絶好調だった3年前と同じくらいで走ることができました。しかもあのときよりも始めは速いペースでした。もうあんなスピードでは走れないと思っていましたが、まだ先を目指せる希望がわいてきました。まだフルマラソンも頑張ろう。そう思うことができたし、満足のいく大会でした。

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posted by まつたけ at 07:06| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

2010サロマ湖100km完走記

サロマ湖100kmマラソン 7時間13分22秒 総合7位
40'50"-39'31"-39'48"-40'00"-40'31"-41'22"-42'42"-45'19"-46'17"-57'02"

<大会に向けて>
今年はこれまでで一番良い状態でサロマを迎えられたと思っていました。絶好調だった2007年のシーズン後に体調を崩してからようやく復活してきただけでなく、普段のランニングも無理なく楽しく質もよくこなせるようになってきたので、力が付いてきている気がしていました。2007年ほどの勢いはなくても、今の方が力は付いていると思いました。4月にさくら道ネイチャーランを自己ベストで優勝したことも自信になっていました。
そして今年は、結婚してから迎える初めてのサロマ。去年優勝した相方はさくら道を走り切った充実感で気が抜けてしまったようで心配でしたが、何とか直前で気持ちも入ったようで少し安心しました。
さくら道や新婚旅行の後、2人とも体を回復させながらそれなりには走っていたので、できる範囲で頑張ろうと誓いました。

<スタート〜20km>
今年のサロマは良い天気でした。これは暑くなりそうだと覚悟していました。
スタート後、今年は良いリズムで走り出せました。目標ペースは10km42分。7時間ちょっとを目指しました。最初の1kmは4分17秒で、始めが遅い僕にしては良い入りでした。その後、5kmは21分を越えていましたが、10kmで40分台になっていました。少しペースが上がりすぎだと思って気持ちを抑えようとしました。でも無理なく気持ちよく走れています。
始めから飛ばす人が多いなぁと思いながら、少しずつ前のランナーに追いついていきます。15kmくらいから前後にあまりランナーがいなくなりました。17km付近の竜宮台の折り返しで、すれ違うランナーを見ながら自分の位置を確認します。10数番目でしょうか。ここからがサロマの始まりです。
後ろのランナー群の中から、相方を探します。いました。しかも女子のトップです。びっくりしましたが、ワッカでまた会おうと声をかけ合いました。今年はデジカメを持たずに走ったので走ることに集中できて楽しかったのですが、やはりここではすれ違うランナーたちにたくさん声を掛けていました。

<20km〜序盤>
 一人旅が続きます。前にも後ろにもランナーは見えません。10kmごとに時計を見ても、キリの良い数字が続きます。1km4分ペースがはまったようです。少し予定より速いとは思いましたが、良いリズムなので気になりませんでした。時計に合わせて走るのではなく、自分の感覚で走れるようになったことが最近成長したと思える点でもあります。
 少しずつ暑くなってきました。今年は序盤から意識して水分を多めに摂りました。食べ物の補給は少なめ。35kmまでにスイカ1切れとアンパン3切れを食べましたが、その後は体が受け付けなくなって固形物は摂れませんでした。
 40kmを越えてもまだ1km4分ペース。このままどこまで行けるのかわくわくしてきました。42.195kmは2時間48分台で通過しました。まだ平気です。その先で、今年もお義父さんがビデオを回して待ってくれていましたが、調子良いですと言ってしまったことは直後に少し後悔しました。調子に乗って言い過ぎた、と。案の定、45kmからアップダウンが増えてくると疲れが出てきました。

<中盤>
 50kmくらいから少しペースは落ちてきました。坂はゆっくり上りました。暑くなってきたので、エイドでは首筋に水をかけ始めました。ぽつりぽつりと前のランナーを捕らえ始め、7番目くらいまで上がってきたことを知りました。みんなきついはずです。僕も頑張ります。
 60kmを越えて、ようやく大きな坂は終わりました。しかし、予想以上に脚が疲れていることに気が付いて心配になりました。過去に、この辺りから失速しているランナーをたくさん見ているので、自分もそうなってしまうかもしれないと思いました。
 70km手前辺りから、たくさんの水を飲むようになりました。味の付いた水分でも気持ち悪いので、水だけです。エイドが近づくと「お水下さ〜い」と言っていました。水はバケツに入ったかぶる用のものしか用意していないところもありましたが、それでも頂いて助かりました。
 少し元気を取り戻して80kmからのワッカを目指します。この辺りから順番も気になってきました。ここまで来たらまた世界選手権に行きたい。何とか日本人6番はキープするぞ、と。

<ワッカ〜ゴール>
 80kmからワッカ原生花園に入り、奥まで行って帰ってきます。行きは何とか1km4分半くらいのペースで走れていました。折り返してくるランナーを数えながら、自分の位置を確認しました。6番目です。このまま行ければ、と思っていると目の前に1人のランナーが見えました。時々歩いています。脚がつっているようです。でも一昨年優勝した人だし、あの脚は復活すると思ったので、また抜き返されるだろうとは思いました。
 ワッカの折り返しは日本人4番目でした。後ろとの差を確認します。約500m、1km、2kmちょっとと、みんな元気に続いていました。僕は疲れて歩き始めました。2人までは抜かれても仕方ない。ということは、2km分の10分ちょっとだけ余裕がある。これだけは守ってやると思いました。
 90kmから先は苦しみました。歩いてもいたので、1km6分以上かかっていました。いつ相方とすれ違えるかと楽しみにしていましたが、今年は元気に声を掛け合う余裕はありませんでした。幸い、何とか走っているときに相方が見えてきました。まだ女子トップで走っていました。去年と同じくらいの約9km差で、2人とも去年より速い。でも、「すごいぞ」と声を交わしたくらいで会話になっていませんでした。このまま行けば彼女も世界選手権。僕も一緒に走りに行きたい、と気持ちをさらに強く持ちました。
 90km過ぎで一人抜かれ、96kmでもう一人に抜かれました。何とかこのまま・・・。すれ違うランナーと声を交わす余裕もありませんでした。
 ワッカを出てから、後ろばかり気になっていました。あと2kmがとても長く感じられました。あと500mくらいになってもまだ後ろが見えないので、やっと安心できるようになりました。最後もへろへろになりながらゴール。記録は7時間13分で国内ベストの2ndベストではありましたが、ラスト10kmの失速が残念でした。
 そして約40分後、相方が女子トップでゴールにやってきました。知り合いの役員に確認してから、今年も手をつないで一緒にゴールさせてもらいました。彼女は2連覇です。

 優勝した相方と共に、日本人6位に滑り込んだ僕も今年の世界選手権に行けるはずです。今年は11月にスペインのジブラルタルで行われるそうです。2人でそんな舞台で走れることもそうですが、そんなところに行く機会は滅多にないので楽しみです。
posted by まつたけ at 20:55| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

2010さくら道

さくら道国際ネイチャーランで優勝しました。しかも、彼女は女子で優勝でアベック優勝となり、信じられないほど最高の結果となりました。

今日は、郡上市白鳥で閉会式などがありました。一夜明けて、改めてみんなからたくさんの祝福をいただいて、本当に嬉しくて楽しかったです。今年もたくさんの思い出を残したさくら道。あっという間に帰り道になってしまいました。
いつもの写真付きの完走記は時間をかけて書かせてもらうとして、とりあえずダイジェストを綴らせて下さい。


当日朝まで降り続いた雨は、朝5時過ぎにはちょうど上がったところのようでした。徐々に空が明るくなっていく中、僕はウェーブスタート4組目の6:09スタートです。1組3分前の彼女のスタートを見送ってからのスタートでした。
今回はペース設定をせずに走ることにしていました。時計や他の人を気にせずマイペースで走りました。
そのうち彼女には会えると思っていましたが、なかなか追いつけません。自分が遅いのか彼女がいいペースなのか。20kmのエイド手前で追いつきました。一緒に走らないのかとたくさんの人に聞かれましたが、それぞれの目標に向けてマイペースで走ります。
いつの間にか50kmくらいで先頭になってしまったようでした。そんなに速かったのか?と思いながらもマイペース。天気は良くなってきたけど、風が冷たくて心地いい気温でした。ただ、徐々に向かい風が強くなってきて苦しみました。思うように前に進まない。しばらく前後して走っていたけど、80kmくらいで先頭を譲ってペースを落としました。ちょっと疲れてきたかと思ったからでしたが、その後一気に脚が動かなくなりました。早くも歩きが入り始めました。ちょっと早すぎる。

だましだましで、何とか100km過ぎの白鳥町に到着しました。走れないなら、復活を信じてエネルギーを溜めておこうと思って、エイドごとにしっかり食べ続けておきました。その後は少しずつ登り始めることもあって、歩きが多い状況は変わりません。124kmのひるがの高原の頂上を越えて下り始めても、完全復活とはいきません。これまではここで復活する事が多かったのに・・・。
夜になって、雪も残っているし、だんだん冷えてきました。走れないと体が冷えてしまいそうでした。今回は、ハムストリングスが固まってしまっているようでした。エイドごとにハムをガンガンたたいてほぐしていました。これがほぐれてくれれば・・・。
143kmの荘川桜の先では6番目まで下がってきました。相変わらず走ったり歩いたりです。
時々彼女の状況が耳に入ってきました。快調に走っているらしい。しかも、どうも1時間も差がないところを走っているらしい。始めは冗談半分で「速く追いついてきて」とエイドにメッセージを頼んでいましたが、だんだん冗談じゃなくなってきました。「2ショット写真が撮れるかも」それは避けなければ・・・。

160km過ぎの白川郷が近づいてくると、少しずつ走れる区間が長くなってきました。少なくとも下り坂は走り続けられる。それならば、と食べ続けるのをやめました。エネルギーを蓄えるのから使うのに切り替えよう。ここからあまり食べなくなりました。調子も上向いてきました。
トンネルの長い上りも走り続けられます。ようやく復活です。近くの2人を抜くと、30分〜1時間前のあと3人です。でもこの実力者3人に追いつくのは大変だと思ったので、気にせずマイペースを心がけました。まだ先は長いし。

200km手前の五箇山の麓まで頑張ってみましたが、ペースダウンした1人を除いた2人との差はあまり縮まりません。この山越えは歩くつもりなので、ここで一旦脚を溜めておくことにしよう。
去年のことやこれまでのことを想い出しながら進み続け、五箇山からの下りを駆け下りました。
212kmの大鋸屋のエイドに着くと、何と前のランナーが出発するところでした。この区間で15分差が縮まりました。しかも先頭とは30分差が15分差になっています。これは行けるかも。次のエイドまでに2番目になり、先頭とは6分差になっていました。次のエイドまでにいける。頑張ろう。

福光の手前で先頭になりました。彼女は女子の先頭で順調に走っているようだったので、アベック優勝できれば・・・。いつか、とは思っていましたが、まさか・・・。でも、焦らないように気を付けました。残りあと30km。
福光から金沢までは多少アップダウンが続きます。ちょっと調子よく走ったせいか、ペースは落ちてきました。でも走り続けられはしていたので、これをキープして行こうと思いました。
福光で再び桜が満開になり、ちょうど夜も明けてきたので、きれいな桜を見ながら走れました。

後ろの状況が気になりはしましたが、自分のペースを保って走り続けるしかありません。5年前に優勝した時の自分のペースより少しだけ早くなってきたようでした。
金沢市街に入ってあと7km。でもホッとせず、変わらぬ気持ちで走っていました。ホッとしたのは兼六園が見えた時。今年も帰って来れた。佐藤桜に結婚の報告をしに来れた。しかも誰よりも早く。

テレビや新聞の人に感想を聞かれましたが、言葉が見つかりません。ただただ感激です。記録は25時間12分だったようです。自己ベストだった5年前より27分速かったようです。

彼女も2時間後くらいに帰ってきそうだったので、ゴールで待っていることにしました。彼女も無事に女子の先頭で佐藤桜に到着しました。まさに夢の中にいるようでした。
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posted by まつたけ at 19:13| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 完走記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする